エリアの紹介
高根町は高山市の南東に位置し、乗鞍岳と御岳山(おんたけさん)を望む大自然に囲まれた高地にあります。長野県木曽地域に隣接しているため、歴史や文化、風俗に至るまで基礎の影響を色濃く受けており、飛騨の中でも異郷の地として知られています。高根町は木曽馬の産地だったことでも有名であり、馬の供養のために作られた石仏には、人と馬との物語が秘められています。
発酵食品の開発に力を入れており、廃校を再利用したウィスキー蒸留所は大きな話題を集めています。乳酸菌のお漬物「すな」や、飛騨の郷土料理によく使われる田舎味噌なども盛んにつくられています。この地域特有の涼しい夏と寒冷な冬の環境が、これらの発酵食品の育成に役立っています。
火畑そばやタカネコーン、飛騨ほうれん草などの高冷地野菜が育つ、自然豊かな高根町。市街地より車で50分の場所に位置し、関東方面からの立ち寄りにぴったりです。ぜひ高根町へお越しください。
高根町の自然が楽しめる絶景スポット
北を乗鞍岳(のりくらだけ)、南を御嶽山に挟まれた高地にある高根町。御嶽山の北麓、標高1,300mに広がる「日和田高原」からは、南北4kmにわたって峰々を連ねる御嶽山、その北端の峰である継子岳の絶景を眺めることができます。この眺望はきれいな富士山型に見えることから「日和田富士」とも呼ばれています。
日和田高原には白樺林が広がり、古くからの伝説が残る杣ケ池(そまがいけ)や小川があり、初夏のレンゲツツジなど季節ごとに貴重な山野草や野の花が楽しめます。

高根町のおすすめ体験・観光スポット
野麦峠がある道はかつて鎌倉街道・江戸街道と呼ばれ、飛騨と信州・江戸を結ぶ古くからの重要な路線でした。富山県で水揚げされた鰤(ぶり)を信州へ運んだ街道でもあったことから、別名「鰤街道」とも呼ばれました。現在の野麦峠は岐阜県立自然公園として整備され、ハイキングやウォーキングを楽しめるスポットになっています。

高根町ならではのグルメとお土産
高根町の特産品といえば、標高1,300mの日和田高原で栽培され、8月から9月に限定販売される「タカネコーン」。栽培地域が限定されるため「幻のトウモロコシ」とも呼ばれ、平均糖度17%というメロン並みの甘さと瑞々しさが魅力です。

高根町のイベント
毎年5月に長野県と合同で開催される「野麦峠まつり」。地元の小中学生を中心とした子どもたちが、古人の苦難に思いを馳せながら、当時の衣装を仮装して野麦街道の山道を歩きます。約1時間ほどの行程を、ネイチャーガイドや地元の方のお話を聞きながらゆっくりと行進。山頂広場にあるイベント会場では、火畑そばの販売なども行われます。

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