千光寺円空仏寺宝館

木の生命力を感じる、素朴で優しい円空の仏様を展示

千光寺は、約1,200年前に弘法大師の十大弟子の一人・真如親王によって開かれました。

永禄7年、武田軍の飛騨攻めによって一度は焼失しましたが、のちに飛騨国主となった高山城主・金森公によって再建され、現在の堂宇が整えられました。

高野山真言宗の修禅観法の道場として、今も山岳仏教の古い姿を伝えています。

円空仏は岐阜県を中心に全国で約5,000体以上が現存するといわれていますが、この寺宝館には、そのうち約60体が静かに並び、訪れる人を迎えてくれます。

なかでもひときわ目を引くのが、円空の代表作の一つとされる「両面宿儺(りょうめんすくな)坐像」です。

飛騨の伝説や『日本書紀』にも登場する、二つの顔と四本の腕を持つ異形の神を、円空は力強い鉈(なた)さばきで表現しました。

どこか親しみを感じさせる表情からは、この地の守り神として大切にしてきた飛騨人の思いと円空自身の温かな心が伝わってきます。

また、ずらりと並ぶ観音像は、一体ごとに表情も佇まいも異なります。深く目を閉じたもの、幼子のように無邪気な笑みを浮かべるものなど、その姿は実に多彩です。

人々の悩みや願いに耳を傾け、彫り上げたと伝えられるこれらの像には、苦しむ人々を救いたいという円空の祈りが刻まれています。

木を割った切断面、節(ふし)や鑿跡(のみあと)がそのまま見える円空仏は、美術品であると同時に、訪れる人の心に語りかけてくる温もりを宿しています。

一体一体と向き合いながら、ゆっくりと対話する時間をお過ごしください。

基本情報

所在地
〒506-2135 岐阜県高山市丹生川町下保
電話番号
0577-78-1021
営業時間
本堂:午前9時~午後5時
円空仏寺宝館:午前9時30分から午後4時30分(4月から11月)
休業日
本堂:無休(臨時休館あり)
円空仏寺宝館:土・日・祝日に営業(ただし12月~3月は冬期休館)
料金
●本堂  高校生以上:300円    ●円空仏寺宝館   大人500円、高校生200円、小中学生100円
アクセス
車:高山より国道158号 30分
駐車場(大型バス)
あり
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
https://senkouji.com/
備考

大駐車場(大慈門前):普通車15台/ 大型バス7台

極楽門駐車場:普通車・中型まで7台 

五本杉駐車場:普通車・中型まで8台

MAP

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