【2025年秋】宇宙に手が届きそう!新穂高ロープウェイ「星空観賞便」で忘れられない夜を過ごそう
圧倒されるスケール 夜空に散りばめられた宝石に魅了される体験

岐阜県高山市に位置する新穂高ロープウェイは、標高2,156mの雲上の世界へと手軽にアクセスできる人気の観光スポットです。日本唯一の2階建てゴンドラからの眺めは圧巻で、晴れた日には雄大な北アルプスの山々が織りなす絶景を360度の大パノラマで堪能できます。四季折々の自然美はもちろんのこと、アウトドアや音楽のイベントなど、年間を通して様々な魅力に出会える場所。
そして期間限定で夜間運行「星空観賞便」が今年も運行されます。秋の澄んだ夜空と降るような星々に全身が包まれる体験はここだけ、今だけ。「星空観賞便」の魅力をご紹介します。
なぜ新穂高ロープウェイの星空は特別なの?
新穂高ロープウェイが位置する奥飛騨地域は、周囲に人工の光が非常に少ない、手つかずの自然が残る場所です。これは、星空を観測する上で最高の条件!街の灯り(光害)の影響をほとんど受けないため、肉眼でも驚くほど多くの星々を見ることができます。
そして、ロープウェイで一気に標高2,156mの西穂高口駅まで上がれば、空気はさらに澄み渡り、視界を遮るものもありません。まるで宇宙空間に浮かんでいるかのような感覚で、頭上いっぱいに広がる無数の星たちを眺めることができるんです。天の川がはっきりと見えたり、流れ星がいくつも現れたり…そんな奇跡のような瞬間に出会える可能性も秘めています。都会では決して味わえない、本物の暗闇と、そこに輝く星たちの力強さを、ぜひ肌で感じてみてください。
今年の「星空観賞便」はいつ楽しめる?
気になる今年の「星空観賞便」の開催日程ですが、美しい紅葉の季節と重なる、以下の12日間限定で運行されます! 金・土・日・祝日の3連休を中心に開催されるので、週末を利用しての旅行にもぴったりですね。特に10月は、日中の紅葉も最盛期を迎える時期。昼間は燃えるような紅葉に染まる北アルプスを、夜は満天の星空を、と新穂高ロープウェイの魅力を一日中、いや、昼夜問わず満喫できる絶好のチャンスなんです!
詳細 | 2025年9月 | 10月 |
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期間 | 9月12日(金)~14日(日) 9月19日(金)~21日(日) | 10月10日(金)~12日(日) 10月17日(金)~19日(日) |
運行時間 | 【上り】 第2ロープウェイ 「しらかば平駅」発 19:00~20:20 | 【上り】 第2ロープウェイ 「しらかば平駅」発 18:00~20:20 |
【下り】 第2ロープウェイ 「西穂高口駅」発 19:00~21:00 | 【下り】 第2ロープウェイ 「西穂高口駅」発 18:00~21:00 | |
料金 | 大人3,700円、小人(小学生)1,850円 |
関連資料
オリオン座流星群が見られるかも!
「星空観賞便」の期間中、オリオン座流星群が見られる可能性があります。オリオン座流星群は、ハレー彗星を母天体とする流星群で、毎年10月20日頃に極大を迎えます。2025年は10月21日頃が極大と予想されており、月明かりの影響が少ない好条件で見られるでしょう。
この流星群の特徴は、流れる速度が速いこと。そのため、明るい流星が多く、時には火球のような強い光を放つものも観測されます。放射点はオリオン座の北側付近にありますが、流星は空全体に現れるため、一点を凝視せず、広く夜空を眺めるのがおすすめです。夜半から明け方にかけて、標高2,000mを超える澄んだ空気の中で、ぜひ流星との出会いを期待してみてください。
オリオン座流星群 | |
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出現期間 | 10月2日(木)~11月7日(金) |
極大日 | 10月21日(火) |
出現数 | 1時間に15個~20個 |
「星空観賞便」の楽しみ方~特別な夜の過ごし方~
星空観賞便は、ただ星を見るだけではありません。せっかくの機会なので、色々な楽しみ方をしてみてくださいね!
「頂の森」で寝転がって星を見よう!
西穂高口駅の屋上には、「頂の森」と呼ばれる展望エリアがあります。ベンチがあり、座ったり寝転んでみたりできます。遮るもののない大空に広がる星々を、文字通り全身で浴びるような感覚を味わえます。時間を忘れて星空に没頭できますよ。足元にライトが備えられているので、散策も大丈夫。登山口へのエリアは閉鎖されますが、頂の森や槍の回廊で夜の北アルプスを楽しむことができます。
温かい飲み物でホッと一息
標高2,000mを超える場所は、たとえ秋でも夜は冷え込みます。温かい飲み物を持参したり、施設内のレストランや売店で調達したりして、冷えた体を温めながら星空を眺めましょう。西穂高口駅の「喫茶・軽食 マウントビュー」や「お土産ショップ MEGUMI」が営業しています。温かいコーヒーやココアを片手に、静かに輝く星々を見上げる時間は、きっと心に残る思い出になるはずです。
寒さ対策を万全に
せっかくの星空観賞便、ゆっくり楽しみたいですよね。山頂は気温が低く、冬に近い備えが必要です。でもガマンガマン。この寒さがより星空を澄んだ美しいものにしてくれます。ダウンジャケットやコート、手袋、カイロや温かい飲み物を持参し、なるべく長く滞在できるよう備えましょう。
星空撮影のコツ~思い出をカタチに残そう~
せっかくの美しい星空、写真に残してSNSでシェアしたり、後で見返したりしたいですよね!そこで、スマホでも撮れる簡単なコツから、本格的なカメラでの撮影方法まで、いくつかご紹介します。 基本は「固定」!カメラを動かさないことが最も重要なことです。三脚は必須アイテム!持っていない場合は、手すりや地面など、安定した場所にカメラを置くようにしましょう。
スマホで撮る場合
最近のスマホカメラは性能が良く、星空もそこそこ撮れます!
- 夜景モード/長時間露光モードを使う: アプリによっては「ナイトモード」や「星空モード」といった、長時間露光で暗い場所を明るく撮る機能があります。
- 露光時間(シャッタースピード)を長くする: 設定できるなら、10秒~30秒程度に設定してみてください。その間は絶対に動かさないでくださいね。
- ISO感度を上げる: 暗い場所で光を取り込む能力を上げます。ただし上げすぎるとノイズが出やすいので、少しずつ試しましょう。
- フラッシュはオフに! 周りの人の迷惑にもなります。
デジタルカメラ(一眼レフ/ミラーレス)で撮る場合
より本格的な星空写真を撮りたいなら、設定を細かく調整できるカメラがおすすめです。
- レンズ: 明るい(F値の小さい)広角レンズが有利です。F2.8以下が理想。
- 撮影モード: マニュアルモード(Mモード)に設定。
- ISO感度: ISO1600~6400を目安に、ノイズが出ない範囲で調整。
- シャッタースピード: 15秒~30秒程度が一般的。星が流れて写る「星の軌跡」を撮りたい場合は、数分~数時間露光します。(インターバル撮影など)
- 絞り(F値): レンズのF値を一番小さい値(開放)に設定。
- ピント: マニュアルフォーカス(MF)に切り替えて、無限遠(∞)に合わせます。暗くて合わせにくい場合は、遠くの街灯などに一度合わせてから無限遠に微調整するか、ライブビューで明るい星に拡大して合わせると良いでしょう。
- 手ブレ補正はオフに! 三脚を使う場合はオフにしましょう。
- RAWデータで保存: 後で編集する際に色情報が多く、有利です。
- レリーズ(リモートシャッター)を使う: シャッターを押すときの振動でブレるのを防ぎます。
その他のヒント
- 明るいうちに構図を決めておく: 暗くなってからでは見つけにくいので、昼間のうちに「ここで撮りたい!」という場所を見つけておくとスムーズです。
- 防寒対策を万全に! 長時間外にいると冷え込みます。カイロや温かい服装は必須です。
昼も夜も楽しめる!紅葉と星空のW贅沢
9月後半から10月にかけては、新穂高ロープウェイ周辺の山々が美しい紅葉に染まる時期です。昼間はゴンドラから錦秋のパノラマを堪能し、頂上駅「西穂高口」や「頂の森」では、色鮮やかな木々の中を散策したり、紅葉を背景に写真を撮ったりと、秋の自然を心ゆくまで満喫できます。
そして夜になれば、同じ場所が満天の星空に包まれる…。こんなに贅沢な体験、なかなかできるものではありません!一日で「燃えるような紅葉の昼」と「神秘的な星空の夜」という、二つの全く異なる表情を見せてくれる新穂高ロープウェイは、まさにこの時期だけの特別な場所と言えるでしょう。日帰りでも、周辺の温泉旅館に宿泊してゆっくりと過ごすのもおすすめです。
新穂高ロープウェイをマップで確認
新穂高ロープウェイの「星空観賞便」は、奥飛騨の大自然が織りなす、ここでしか味わえない感動体験です。都会の喧騒から離れ、宇宙の神秘に触れる時間は、きっとあなたの心に深く刻まれることでしょう。大切な人と、友人同士で、もちろんお一人でも、この特別な夜を過ごしに、ぜひ新穂高ロープウェイを訪れてみてください。
さあ、2025年9月と10月の週末は、新穂高ロープウェイで、きらめく星々との出会いを計画してみませんか?きっと、忘れられない思い出があなたを待っていますよ!
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