飛騨国分寺の大イチョウ(日本遺産構成文化財)

樹齢1200年を超える大木

飛騨国分寺では、本堂と鐘楼門の間に位置する、樹齢1200年を超える大イチョウが有名です。高さが約27mにもなる雄株で枝葉が密生し、今なお樹勢は盛んです。

この大イチョウには、悲しい伝説が残されています。昔、国分寺塔跡に七重塔が建てられた時のことです。建設の際、柱の寸法を間違った大工の棟梁に、その娘が柱の上に枡組を置いて補うアイデアを教えました。そして娘はその秘密を守るために、自ら命を絶ったのです。そこに墓標として植えられたのが、国分寺の大イチョウだといわれています。
また昔から、国分寺のイチョウの葉が落ちれば雪が降るとも言い伝えられています。

基本情報

所在地
岐阜県高山市総和町1丁目

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