法華寺番神堂(日本遺産構成文化財)

力強い虹梁の彫りに注目

高山城3代目城主の金森重頼が、九州から配流されてこの地で亡くなった加藤光正の霊を哀れみ、1632年に城内の建物を移したと伝えられる法華寺本堂。

その法華寺本堂横に位置し、広い池庭にかかる石製の太鼓橋を渡って石段を上がると、正面に番神堂の建物があります。この番神堂は入母屋造りで、正面に唐破風を設けています。

内部は奥行1間の上段に五連の厨子が設けられ、庚申様、稲荷、釈迦牟尼仏、鬼子母神、加藤清正像などが祀られています。これは安永6(1777)年に上棟の祈祷殿との関係が考えられます。また、享和2(1802)年には五番神を堂内に祀っているとあり、法華守護の五神と考えられます。

高山市の文化財にも指定されている法華寺番神堂は、勢いよく力強い虹梁の彫りと、上の龍の彫刻などが見どころです。

基本情報

所在地
岐阜県高山市天性寺町62
駐車場(大型バス)
なし
駐車場(普通車)
あり

MAP

ページトップへ