天照寺

東山遊歩道の一角、紅葉が見事な寺院

鎌倉時代の1182年頃、天台宗の寺院、天照皇寺(てんしょうこうじ)と称して創建された。中世室町時代には一時衰廃したが、元和年間(1615年頃)に浄土宗に改宗して名を「天照寺」と改め再興された。

天照寺は、金森氏に改易(かいえき)後、身預かりの身となった越後高田六十万石「松平忠輝」と肥後七十三万石の加藤清正の孫の「加藤光正」が預けられた由緒をもつ寺である。どちらも大藩の身分で、当時の住職の気苦労は相当なものであった。とくに松平忠輝は、反骨精神が強く悪びれず、徳川家康の実子でもあったことから、三代金森重頼(かなもりしげより)の神経の気配りは並大抵のことではなかったであろう。高貴の流人が2人も暮らした寺は飛騨では他にない。

基本情報

所在地
岐阜県高山市天性寺町83
電話番号
0577-32-6345
アクセス
高山駅より徒歩30分
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
http://www.tenshoji.jp/index.html

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