飛騨東照宮

時を刻む森に抱かれ、徳川の威風と飛騨の技が調和する。

高山の中心地から少し離れた場所に位置している「飛騨東照宮」は、喧騒から離れた静寂に包まれています。

長い年月を経て深みを増した木造建築と、周囲の豊かな自然が見事に溶け合い、訪れる人を静かな時間へと誘います。

元和5年(1619年)、飛騨高山藩の3代藩主・金森重頼(しげより)公が、高山城中に祀ってあった徳川家康公を現在地に遷座したのが創建といわれています。

本殿は、岐阜県指定重要文化財に指定されています。

文政元年(1818年)に名工・水間相模を棟梁として再建され、当時の最高峰の技術が随所に息づいています。 本殿を囲むように延びる全長62メートルの「透塀(すきべい)」は、その規模と保存状態の良さから極めて貴重で、格子の隙間からこぼれる光と影が、伝統建築の美を今に伝えます。

その他、「本殿と唐門および透塀」が岐阜県指定重要文化財、「本地堂(現 朝日稲荷神社・菅公廟)」が高山市指定有形文化財、「四神旗 四本」が高山市指定有形民俗文化財となっており、歴史を感じることができます。

境内に点在している文化財は、金森家の移封後から現在の飛騨人にいたるまで続く、深い信仰と郷土愛によって脈々と守り、受け継がれてきました。

春には桜が咲き、初夏は新緑、秋には紅葉が歴史ある景観を彩ります。

時を超えて受け継がれてきた美しさを、飛騨東照宮で見つけてみませんか。


東照宮本殿(日本遺産構成文化財)

飛騨地方で唯一の廟建築

1616年(元和2年)、金森重頼が高山城内の東照宮に徳川家康を祀りましたが、延宝8(1680)年現在地に移設。寛永年間には全国で百数十箇所を数えた東照宮ですが、その後高山では、金森氏が出羽へ移封になり荒廃します。これを嘆いた子孫の重任が再建を志しました。
大工棟梁は水間相模宗俊、彫刻は屋台彫刻の名手とされた谷口与鹿の師である中川吉兵衛が受け持ち、1818年(文化15年)上棟。1961年(昭和36年)に本殿と唐門の屋根が柿葺から銅板葺に改修され、1975年(昭和50年)に石垣と石段が修理されました。
建物の外観は、唐門を取り込みイチョウ透しの透塀が巡らされています。一連の配置と様式は桃山時代に完成した廟建築の典型であり、飛騨で唯一の建物です。本殿は切妻造りで平側に唐破風造りの向拝を付け、正面屋根に千鳥破風を据えています。透塀や唐門、独立した本殿の建築様式は、全国の東照宮に似た形式です。

連載コラム 市民ライター取材記事

当サイトで市民ライターとして活躍するしもやゆかりさん。まだ知られていない高山の一面を探しに、一眼レフ片手にどこへでも出かけちゃう!そんな彼女が高山の穴場お花見スポットをご紹介。飛騨高山でお花見♪散策♪とっておきの桜スポット3選

※記事は2025年2月の執筆です。


動画

基本情報

所在地
岐阜県高山市西之一色町3丁目1004
電話番号
0577-32-1883
アクセス
JR高山駅から車で約10分
駐車場(大型バス)
なし
駐車場(普通車)
あり

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