第10回飛騨高山フォトコンテスト 結果発表

応募テーマ「私の好きな飛騨高山」

第10回飛騨高山フォトコンテスト 結果発表

総評

フォトアドバイザー:矢野謙治

フォトコンテストも第10回を迎えました。今回は、10周年特別記念賞をトップに上位入賞作品を選出させていただきました。小生及び主催者である飛騨・高山観光コンベンション協会、高山市観光課の方を交えての選考会であります。例年の如く、美しい自然、名所旧跡、そして祭りや行事など飛騨高山の魅力を再発見させてくれるような作品を選出させていただきました。10周年に相応しいフォトコンテストとなり、新鮮な感覚の作品も数多く応募されて来ました。素晴らしい作品を目の前にして、選考に苦慮し、同時に楽しい時間も過ごさせていただいたことを、ここに記しておきます。写真的技量の高さ、カテゴリーのバランス、新鮮さ等も加味しての選出です。又、惜しくも入賞を逃した作品の中には、上位入賞作品とは遜色ない出来栄えの作品が多くありました。入賞作品の数には限りがあり、ご容赦の程お願いいたします。来年度も数多くの傑作、力作が応募されてくることを願っております。

飛騨高山フォトコンテスト10周年特別賞(1点)

「古都の雪」直井隆義さん(岐阜県)

  • 撮影地:高山市神明町

古都高山を代表する景色、祭り等数多くあると思います。この作品も「ザ・高山」と言っても過言ではないのでしょうか。雪降る古い街並みに人力車、各地の観光地で見受けられる光景ではありますが、この作品には高山らしい雰囲気が漂っております。計算し尽くされた画面構成は素晴らしいものがあります。雪の日での撮影、フレーミングの絶妙さが光ります。

人力車の朱のひざ掛けが、アクセントとして効いており、風情ある光景に艶を加えております。

高山市長賞(1点)

「春祭・夜桜に囲まれて、いざ出発」松井貞生さん(大阪府)

  • 撮影地:高山市中橋

春の高山祭(山王祭)での一コマです。この時期、なかなか桜が満開にならないのですが、僥倖に恵まれました。日頃の行いの良さでしょうか(?)。撮影時間も、このタイミングで正解です、空の青みが雰囲気を盛り上げております。絢爛豪華な屋台が、桜と共に際立ちを見せております。

高山商工会議所会頭賞(1点)

「雪吹(いぶき)」手島尚紀さん(埼玉県)

  • 撮影地:西穂 丸山

審査員一同、この作品に一番惹かれました。最優秀の作品として選出しても、異議は出なかったと思います。しかしながら、飛騨高山の観光写真としては、議論の分かれるところでした。冬の雷鳥、何ひとつ無い雪原をバックに真っ白な姿。カメラ目線のような、ただただ可愛いとしか言いようがありません。

高山市観光連絡協議会会長賞(1点)

「久方ぶりの生きびな様」中村博昭さん(愛知県)

  • 撮影地:飛騨一宮水無神社

タイトル通りの久しぶりのお祭りです。この写真コンテストに於かれても、初めての応募作品です。お雛様ではなく、お内裏様を主役に据えた狙いと言うか、着眼点が成功したと思います。とてもフォトジェニックなお内裏様です。この凛々しい姿に、仄かな感動すら覚えます。

優秀賞(10点)

「黄金色に包まれて」 都竹珠美さん(岐阜県)

  • 撮影地:飛騨国分寺

「秋めく滝」 三村英生さん(愛知県)

  • 撮影地:高山市清見町坂下

「青嵐に誘われて」 都竹創さん(岐阜県)

  • 撮影地:高山市久々野町久須母

「笠ヶ岳に立つ冬の天の川」 石原真理さん(東京都)

  • 撮影地:西穂山荘

「雪纏う八幡様に詣でる」 笠木秀竜さん(東京都)

  • 撮影地:櫻山八幡宮

「golden station」 堀卓也さん(岐阜県)

  • 撮影地:高山駅

「冬里の池に集う」 野中英男さん(岐阜県)

  • 撮影地:飛騨の里

「ハレの日」 吉木茂さん(岐阜県)

  • 撮影地:高山市神田町

「月夜の氷点下の森」 丹羽明仁さん(愛知県)

  • 撮影地:氷点下の森

「宵の上三之町」 伊藤憲男さん(愛知県)

  • 撮影地:高山市上三之町

次に読みたい特集

ページトップへ