荘川町

奇跡的に移植から蘇った2本の巨桜「荘川桜」が見守る「荘川町」。日本で一番最初にできた大規模ロックフィルダム「御母衣ダム」があり、地域の人々が団結し、継承された歴史・文化が根付くエリアです。

荘川町

荘川町エリアの特徴

受け継がれてきた極上野菜と郷土芸能

樹齢500年、胸打たれるストーリーを秘めた荘川桜が見守る「荘川町」。標高1,000mを超す高原では、1日の寒暖差が10℃以上にもなるため、甘みを増したキャベツや大根などの高冷地野菜が育まれます。また、清流の水をいかした蕎麦の栽培も盛んで、秋には香り高い新そばの味を待ちわびる人たちが多数訪れます。

神社の例祭で奉納される「荘川村芝居」や「荘川民謡」など、活気ある郷土芸能に触れる機会も持ちたいもの。その文化は若い世代へも脈々と受け継がれています。

荘川町の自然が楽しめる絶景スポット

川底まで見える澄んだ清流と寒暖差が生み出す豊かな自然

  • 荘川桜
  • ササユリ群生地
  • 庄川(牛丸みぼろダム)
  • そばの花
  • 魚帰りの滝
  • 御手洗川(金山の滝)
  • 御手洗川
  • 治郎兵衛のイチイ(北野農村公園)
  • 霧氷

荘川町は山々に囲まれ、日本三霊山のひとつ「白山(はくさん)」の雄大な姿を眺望できる自然あふれる町です。清流庄川を本流とする7つの支流があり、各源流からの水流は澄み切って川底までくっきりと見ることができます。春は新緑の中に岩つつじや藤の花、夏は深緑、秋は色とりどりの紅葉が川面に映え、四季折々の美しい景色を満喫できます。


樹齢500年の「荘川桜」をはじめ、初夏に花を咲かせる「ササユリの群生地」、一面に広がる真っ白な「そばの花」、紅葉の名所「魚帰りの滝」、冬のマイナス気温と澄んだ空気だからこそ見られる「ダイヤモンドダスト」や「霧氷」など、自然が織りなす様々な絶景が魅力。


また、北野農村公園にある「治郎兵衛(じろべえ)のイチイ」は樹齢2000年ともいわれ、国の天然記念物に指定されています。幹周囲は最大7.95mもあり、昭和63年度環境庁の巨樹・巨木調査イチイの部で幹周囲日本一となりました。

荘川町のおすすめ体験・観光スポット

ダム湖に眠る歴史を未来へつなぐ「荘川桜」の奇跡の物語

  • 御母衣ダム
  • MIBOROダムサイドパーク(白川村)
  • 荘川桜記念館(白川村)
  • 五連水車
  • 荘川の里
  • 荘川であいの森
  • 道の駅「桜の郷荘川」
  • 桜香の湯
  • キャンプ場
  • 七間飛吊橋
荘川町の大切な宝である荘川桜は、元々はこの場所にありませんでした。昭和35年の「御母衣(みぼろ)ダム」建設により、荘川村(現荘川町)中野地区と共に水没するはずでしたが、多くの専門家や職人たちの力により世紀の大移植が行われ、この2本の老桜は奇跡的に蘇りました。
荘川桜から車で約15分の場所にある「MIBOROダムサイドパーク」「荘川桜記念館」へ足を伸ばし、ダムの建設過程や荘川桜の物語について知識を深めるのもおすすめです。

そばの里にある「五連水車」は、国道から見て左端の最大のものが直径13m。日本最大級の大きさで、撮影スポットとしても人気の場所となっています。

他にも、古くから荘川に伝わる民家を移築保存した「荘川の里」に、ゆったりと自然散策ができる「荘川であいの森」、道の駅に隣接した温泉「桜香の湯」、キャンプ場やゴルフ場などもあり、充実したひとときを過ごすことができます。

荘川町ならではのグルメとお土産

気候風土と清らかな庄川の源流をいかした「荘川そば」

  • 荘川そば
  • 飛騨荘川けーちゃん
  • どぶろく荘川桜
  • どぶ汁
  • そば道楽
  • 荘川蕎麦(乾麺)
  • 荘川みそ
  • 味ごはんの素・山菜
蕎麦の町として知られる飛騨荘川。風味豊かな「荘川そば」は町内の4店舗で提供され、店ごとにこだわりがあります。新そばの時期には、食べ比べながら複数店舗を巡る方も多いのだとか。

「飛騨荘川けーちゃん」は、50年以上前から地元で食されていた鶏肉のみそ漬けを商品化。ごはんのお供にもお酒のつまみにもぴったりです。荘川で作られた酒米「ひだほまれ」で醸造したお酒「どぶろく荘川桜」は、少し発泡性がありコクのあるおいしさ。宿泊施設やレストランで飲めるほか、720ml瓶の購入も可能です。「どぶ汁」は、大豆をすりつぶして作る荘川の伝統料理。町内の飲食店で味わうことができます。

その他、「そば道楽」「荘川蕎麦(乾麺)」「荘川みそ」など、ここならではの商品がたくさん揃っています。道の駅などでお買い求めください。

荘川町のイベント

受け継がれる郷土芸能と四季折々のイベント

  • 村芝居
  • 荘川桜ライトアップ
  • 荘川の里イルミネーション
  • 寒ざらしそば
  • 新そば
  • ひだ庄川清流やまめ釣り大会
  • 荘川ラン&ウォーク

地域の若者が人情時代劇を奉納芝居として情緒あふれる演技で演じ、会場に集う人々と楽しむ「村芝居」。数少ない農村娯楽の一つとして受け継がれ、今も秋の例祭に合わせて毎年行われています。全員素人のため、セリフ忘れや台本に無いアドリブ、ハプニングと観ているお客さんからの温かいヤジ、それらが一体となって、田舎の秋の一夜の風物詩となっています。


春の訪れが遅い荘川では、GW頃に「荘川桜ライトアップ」「荘川の里イルミネーション」が行われ、幻想的な光景が広がります。初夏の「寒ざらしそば」と秋の「新そば」の時期は、解禁を待ちわびた人々で町が賑わいます。


全国各地の鮎を食べ比べる「清流めぐり利き鮎会」でも評価されている庄川の鮎は、臭みがなく引き締まった濃厚な味わい。川底まで見える庄川の透明度は釣り愛好家から注目を集め、毎年「ひだ庄川清流やまめ釣り大会」が開催されています。


新たに始まった「荘川ラン&ウォーク」は、里山景観を楽しみながら健康づくりと自然体験ができるイベント。体力に合わせたコースを選び、荘川の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

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