飛騨高山子連れ旅♪雨の日でも楽しめるスポット3選

雨の日には雨の日の美しさや楽しみがありますが、お出かけ…特に子連れでとなると行き先は限られますよね。

今回は飛騨高山で、私が実際に雨の日にも楽しめたスポットをご紹介します。どのスポットも暑い日にもおすすめです♪


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飛騨高山子連れ旅♪雨の日でも楽しめるスポット3選

光ミュージアム(HIKARU MUSEUM)

美術品から古代遺物、化石や岩石に至るまで幅広く収蔵・展示されており、フォトスポットやスタンプラリーも楽しめる複合型ミュージアム

  • 正面から見た光ミュージアム
  • 正面玄関からミュージアム入口の地下2階まで続く空間
  • 地下2階の通路
  • 駐車場からミュージアム入口までは屋根下を通ることができます
  • レストランビラコチャへの通路
  • ミュージアムショップも魅力的です
  • 地下2階の配置図
  • 受付近くにはコインロッカーと貸出用のベビーカーが備えられています

最初にご紹介するのは「光ミュージアム」です。

「光ミュージアム」は、市街地の北西の見晴らしの良い丘に位置しており、マヤ文明を彷彿とさせる壮大な建築が特徴の複合型ミュージアムです。

館内では、横山大観や上村松園の日本画、ゴッホやモネなどの西洋絵画、さらには飛騨地方の化石や恐竜模型、世界の古代遺物まで多彩な展示が堪能できるほか、親子ともに美術や歴史、地質学などについて学ぶこともできます。

また、館内の「謎解きチャレンジ」や土日等限定の体験学習(ワークショップ)、外に出れば四季折々の景色が楽しめる庭園も魅力で、家族連れやカップルにもぴったりのスポットです。




建物の外観も壮大で印象的なのですが、中に入るとその空間の大きさと凝った造りにまたまた圧倒されます。

近年では、その独特な空間がアーティストの撮影にも使われるなど注目の施設です。

※撮影不可のスポットや、撮影可能な場所でもフラッシュ禁止などの注意事項がありますので、場所ごとにご確認ください。


ここからはいくつかの撮影可能スポットをご紹介♪ 


大きなピラミッドホールを囲むように西洋画、日本画、企画展の展示室があるのですが、日本画と企画展のところにはそれぞれ撮影スポットが設けられています。

『冨嶽三十六景』にちなんだ撮影スポットでは、波間に入って富士山より大きくなったわが子を撮ることができました。


2025年は特別展「葛飾北斎 冨嶽三十六景展」が開催中です。光ミュージアムのコレクションから『冨嶽三十六景』全46景(!)が一堂に展示されており、合わせて貴重な肉筆画(手描きの1点もの)も見ることができます。


大きなホールは地下2階にありますが、そこから1階上がった地下1階には【飛騨展示室】と【人類史展示室】があり、それぞれ無料でも楽しめるスタンプラリーや撮影スポットがあります。



飛騨展示室内は一部を除いて撮影禁止ですが、飛騨展示室の途中から屋外に出る撮影スポットでは、大迫力の恐竜模型がお出迎え!お隣の石川県や福井県で見つかった化石をもとに再現されています。

※恐竜には登らないでくださいね。


 

ここからさらに1階上がった地上1階には屋外にピラミッド状の建物があります。登ることはできませんが、撮影は可能な人気スポットです♪

なんと、雨の日の見学用にこの場所専用の傘も置いてありました。



この階には他に授乳室と休憩所もあります。子連れ旅でほっと一息つける場所があると安心ですね。

館内では展示物の保護のため、水筒やペットボトルを荷物の中に収納しておく必要がありますが、これらの場所では持ってきたお茶などを飲むことができます。



光ミュージアムは広々とした駐車場があり、ベビーカーや車椅子の貸し出しもあるため、子連れでも安心して利用できます。また、さまざまなプログラムで学んだり楽しんだりすることができます。


※貴重な美術品等が手に届く場所に展示されているので、お子様から目を離さないようご注意下さい。



なお、光ミュージアムは冬季間(12月下旬~2月下旬頃)は休業となりますのでご注意ください。

通常は火曜日と水曜日が定休日です。

Column

レストラン「ビラコチャ」

光ミュージアム内のレストラン「ビラコチャ」は、ドリンク・フード・スイーツが多彩で、乗鞍岳の絶景が楽しめるカフェレストランです。名物の「翡翠ラーメン」は緑色の麺が特徴で、豚骨スープと絶妙にマッチ。他に飛騨牛カレーや限定スイーツ、週替わりランチもあります。※写真は2025年3月に撮影


■レストラン「ビラコチャ」

営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)※水曜定休

☆ミュージアムの入館券がなくても利用可能です

レストラン「ビラコチャ」

「光ミュージアム」の詳細はこちら

光ミュージアム公式ホームページ 

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光ミュージアム 公式Instagram 

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ひだ木遊館「木っずテラス」

岐阜県産の木材がふんだんに使われた館内は木のぬくもりに溢れ、子どもはもちろん大人もみんなわくわく楽しめる施設

  • 施設外観
  • ブランコ
  • 受付で説明を受けてから利用します
  • 木の感触を楽しむ無垢材の床(靴下も脱いで裸足で遊びます)
  • 窓の外に自然を見ながら遊べます
  • まつり広場のおままごとコーナー
  • たきの広場には木の「匠バス」も

「ひだ木遊館 木っずテラス」は、2024年11月に高山市西之一色町にオープンした木育体験施設です。

飛騨地方をはじめ岐阜県産の木材をふんだんに使用し、高山祭の屋台を模したすべり台や、飛騨の特産品をモチーフにした木のおもちゃなど、地域の文化や自然を感じられる遊具、オリジナルの木のおもちゃなどが揃っています。

県の施設ですが、県民だけでなく観光の方も利用可能で、赤ちゃんから大人まで誰でも木の温もりを楽しめるスポットです。


利用定員があり予約優先となっています。もし空きがあれば当日でも利用可能ですが、利用時間ごとの入れ替え制となっていますのでご確認の上お出かけください。

詳しい利用方法やご予約については公式ホームページでご確認ください。



1階は、3つの広場がある「街エリア」となっています。


赤ちゃんでも利用できる遊育のおもちゃやわらべ歌を奏でる遊具などがある「たきの広場」

一点物の木のおもちゃやパズル、ちょっと変わったコマなどがそろう「まちの広場」

木のおままごと道具や高山祭の屋台を模した大型遊具がある「まつり広場」


祭屋台の遊具の中のネットを登ると2階につながっていたり、収穫できる木のリンゴやモモ、赤かぶがあったりと仕掛けもいっぱいで、ねんねの赤ちゃんからお兄ちゃんお姉ちゃん、そして大人もわくわくするような空間です。





1階にはこの3つの広場以外にも、木工のワークショップなどで使う「木の工房」、自然や樹に関する書籍が置いてある小さな図書室「ほらあな図書館」、そして授乳室があります。


紹介したいおもちゃや仕掛けが多すぎて写真ばかり増えてしまいました。

2階は少し大きな子が遊べる木のボルダリングがある「里エリア」と、そこから急な階段を登ってたどり着く山小屋がある「岳エリア」となっています。

1階のまつり広場から登った先の橋や、新穂高ロープウェイを模した木の仕掛けおもちゃなどもあり、ここでしか見られない空間です。



木っずテラスの特徴は、ぎふ木育指導員、ぎふ木育サポーター、幼稚園教諭、保育士、子育て支援員、おもちゃインストラクターなど、木や森に関する資格や子育て支援に関する資格を持っているスタッフが、来館される親子を見守りつつ、時には遊び方のアドバイスをしてくれるところです。

保護者の付き添いなしでは利用できませんが、遊びながら「できた」が増える姿を一緒に見てくれる人がいるというのは心強いですね。


もし、旅行の日程が雨や猛暑の予報となってしまったら、ぜひ「木っずテラス」を予約してみてください。岐阜県や飛騨の木を堪能しながら、他ではできない経験が得られると思います。


木っずテラスの詳細はこちら

ひだ木遊館木っずテラス 公式ホームページ

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ひだ木遊館木っずテラス 公式Instagram

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飛騨民俗村「飛騨の里」

飛騨各地から移築された合掌造りなどの民家をめぐり、飛騨の昔の暮らしを体感できる野外博物館
屋根下で遊べるコーナーや傘の貸し出しも

  • 広大な敷地に移築された貴重な民家などが点在しています
  • 駐車場にあるお手洗い
  • 紅葉も綺麗です!
  • 飛騨高山の七夕は8月7日。大きな笹飾りが設置されます。
  • 車田では田植えや稲刈りのイベントも行われ、できたもち米はお餅となって冬に来場者に振舞われます。

「飛騨の里」は、飛騨地域で失われる予定だった国指定重要文化財4棟を含む約30棟の民家などを移築・復元した野外集落博物館です。

自然豊かな山を背景に、向こうには飛騨山脈(北アルプス)を望む立地で、古き良き農山村風景の中で年間を通して日本の四季を感じられる様々な行事を行っています。

実際に人が暮らしていた民家や使われていた道具をそのままの姿で見ることができ、昔の暮らしを体感できます。 


今回「雨の日のお出かけスポット」としてご紹介するのですが、正直土砂降りの日はおすすめできません。

ですが、小雨の日や雨が降ったり止んだりの日、そして雪が降る日には、自然の中で佇む合掌造りなどの民家がとても美しく感じるのです。


雨上がりには草花が生き生きとして綺麗です

冬のライトアップ(期間限定)は特に幻想的です



また、飛騨の里には無料貸し出しの傘や長靴も用意されているほか、屋根下で昔の遊びを体験できるコーナーがあり、合掌造りなどの民家の中を見学することもできるので、雨の日でも楽しめます。夏の暑い日でも、民家の中は土間がひんやりしていて快適です。

合掌造り家屋の中をすべて見られるのは今は住居として利用していない飛騨の里ならではですね。


池の横にある昔の遊びコーナーでは、水鉄砲、お手玉、けん玉、組木のパズル、竹馬、こま回しなどの体験ができます(無料)。


雨や雪の日には貸出用傘が出ています。奥の建物内には貸出用の長靴も!

入場受付の裏にはスタンプクイズラリーや鯉の餌の案内があります。


クイズスタンプラリーはとても勉強になります。

展示してある民具などは実際に使われていたものです。

歩き疲れたら自動販売機のある休憩所で一休み。隣にはお手洗いもありゆっくり落ち着ける空間で、持ち込んだおやつなどを食べることもできます。


取材に伺った日はちょうど「有道しゃくし」の実演販売が行われていました。

有道しゃくしは、江戸時代より高山市久々野町の有道地区に伝わる木の杓子で、朴の木から彫り出し、出刃包丁と独特な刃物のみで仕上げます。接ぎ目がなく丈夫で、やすりがけをしないので素朴な木肌が魅力です。

作業されている方とお話もできて、親の私も勉強になりました。



この他には、世界に一つだけの招き猫を完成させる絵付け体験や、ひと針ひと針手縫いで仕上げる手仕事のぬくもりを感じる「飛騨さしこ」の体験などがあります。

いずれも曜日や時間、料金が異なりますので、ホームページ等でご確認ください。

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ライタープロフィール

しもやゆかり
2024年末より市民ライターとなりました。
7学年差兄妹の子育て中で、2018年から始めたカメラが今ではライフワークです。
地元飛騨高山が大好きで、市内の身近な遊歩道などで自然、景色、動物やキノコをよく撮っています。スキーやカフェ巡りも趣味です。
しもやゆかり

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