【関東発】元添乗員がおすすめする周遊旅行~奥飛騨・飛騨高山・白川郷・金沢を巡る2泊3日~
そんなに行けるの?行けます!4つの有名観光地を3日間で満喫!
高山市がどこにあるか知ってますか?日本地図の真ん中、岐阜県の北部にある山間部の鄙びた町、それが飛騨高山。東京からは高速バスでなんと6時間弱!そんなに時間をかけていくのなら、その道中も余すことなく満喫したい!そんな欲張りわがままをぎゅっと詰め込んだ2泊3日のモデルコースです。
※各交通機関の発着時刻は変更になる場合があります。
1日目 | 奥飛騨 |
2日目 | 飛騨高山 |
3日目 | 白川郷・金沢 |
- 所要時間
- 3日間
- 交通手段
- 高速バス・路線バス・新幹線

バスタ新宿
旅の始まりは高速バスから。乗り換えなしで楽々、お値段もリーズナブルです。奥飛騨温泉郷 平湯まで5時間の旅。中央道で長野県松本市へ、その後一般道をひた走るドライブです。睡眠にあてて体力を温存するも良し、車窓から美しい山並みを楽しむも良し。車酔いが心配な方は酔い止めなどの事前対策をされるといいですよ。
新宿発 | 07:05 |
料金 | 大人片道5,800~6,200円(閑散期と繁忙期の変動あり) |
乗り場 | バスタ新宿4F BまたはCエリア |
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-2455
- 営業時間
- 待合室 3:30~25:00
インフォメーション 7:00~23:00
アルプス街道平湯 平湯バスターミナル
長旅お疲れさまでした。奥飛騨温泉郷 平湯温泉へ到着です。"奥"飛騨と言うものの、位置としてはむしろ関東寄り。飛騨高山、そして景勝地 上高地への入り口としても知られる平湯温泉は、お湯良し景色良しの楽しい温泉街。コインロッカーに荷物を預け、まずは旅の疲れを癒すべく、温泉へGo!
平湯温泉着 | 11:45 |
ひらゆの森
男性7か所、女性9か所、計16か所もの露天風呂が自慢の「ひらゆの森」。平湯温泉の中でも珍しい白く濁る「ひらゆの森の湯」と無色透明な「水石の湯」の2本の源泉から合わせて毎分約600ℓ、67度の源泉をかけ流しで使用しています。こんな贅沢に温泉を満喫できるのに、入浴料はなんと大人700円!驚きのリーズナブルな設定です。
座りっぱなしでちょっと疲れた手足を思う存分伸ばし、気持ちよくリラックスした後は館内レストラン「もみの木」へ。飛騨牛メニューも豊富です。
- 住所
- 高山市奥飛騨温泉郷平湯763
- 電話番号
- 0578-89-3338
- 営業時間
- 10:00~21:00(受付 20:30迄)
- 休業日
- 年中無休(メンテナンス休業有)
平湯大滝
お腹を満たしたら腹ごなしに歩きましょう。平湯随一の景勝地、平湯大滝へ。落差64メートル、幅6メートルの平湯大滝は飛騨三大名瀑のひとつ。
春夏秋冬その美しさを楽しむことができますが、秋の紅葉の美しさは格別。また、滝が凍り付く冬も見逃せません。
途中まで舗装された道で歩きやすく、山歩きの特別な準備は必要ありません。小学生くらいであれば十分歩ける道のりです。
- 住所
- 高山市奥飛騨温泉郷平湯
- 電話番号
- 0578-89-2614
アルプス街道平湯 平湯バスターミナル
平湯大滝から徒歩でアルプス街道平湯バスターミナルへ。待ち時間に売店をぶらぶらするのもオススメ。こちらの売店は飛騨のおすすめ商品がぎゅっと集合し、ここで買い物をすると効率的です。人気のさるぼぼチュロスの写真を撮ってSNSへアップ!
平湯温泉発 | 15:30 |
料金 | 1,600円 |
- 住所
- 高山市奥飛騨温泉郷平湯628
- 電話番号
- 0578-89-2611
- 営業時間
- 8:00~17:00(季節により変動あり)
- 休業日
- 無休
高山濃飛バスセンター
路線バスに揺られ、高山濃飛バスセンターへ到着。1日目の行程はここまでです。予約した宿へ移動し、ゆっくりくつろぎましょう。明日は朝市からスタートです。夜はまだまだこれから!と言う方は、こちらの記事をどうぞ↓
高山濃飛バスセンター着 | 16:31 |
高山陣屋前朝市
2日目の朝は朝市から。史跡「高山陣屋」の正面広場で毎朝開かれる陣屋前朝市は飛騨高山の台所。地元はもとより、観光客も足繫く通いたくなる魅力がある場所です。よう来てくれんさった、と言う声があちこちからかかり、売り手と会話を交えつつ買い物を楽しむことができます。新鮮な農産物は市場価格なのでお値打ち!生産者の顔が見える安心感もあります。ついつい買いすぎちゃっても大丈夫、発送も受け付けています(送料が別途かかります)。
- 住所
- 高山市八軒町1-5
- 電話番号
- 0577-32-3333
- 営業時間
- 4月~12月 6:00~12:00
1月~3月 7:00~12:00 - 休業日
- 年中無休
中橋
陣屋前朝市前の交差点を渡り、中橋(なかばし)に到着。天気予報などでよく映し出されるこの赤い橋は、飛騨高山を代表する風景としておなじみの場所です。桜の春から新緑の初夏、紅葉の秋と白銀の冬。どの季節も絵になるこちらで写真を撮られてはいかが?思い出の1枚になること間違いありません。橋全体の写真を撮りたい場合は、1本下手の柳橋からカメラを構えるとベストショットです。写真を撮るコツを知りたい方はこちらをどうぞ↓
- 住所
- 高山市川原町49
飛騨高山 古い町並
やってきました、飛騨高山の「古い町並」。その名の通り、江戸時代より残る町並を保存したこの一帯はノスタルジックな日本らしい情緒を味わえます。町並を見て楽しむだけでなく、民家や商家をカフェや土産店に改築した店舗の中に入り、伝統的な日本建築や内装を間近に体感することができます。レトロな店内で味わうスイーツやお食事はまた格別の味。写真を撮る楽しさもあります。数多くのお店があり紹介しきれませんが、興味ある方は特集をぜひご覧ください↓
- 住所
- 高山市上三之町ほか
- 営業時間
- 9:00頃~18:00頃(各店舗による)
- 休業日
- 火曜日または水曜日が多い(各店舗による)
人力車でGo!
人気の観光スポット古い町並、歩いて廻るのもいいですが、人力車もいいものです。中橋のたもとや、古い町並内の辻で車夫さんに声をかければOK。時間に応じて行先を提案してくれます。
人力車のいいところは車夫さんにおすすめのお店やお土産をたくさん教えてもらえること。また、一つ一つの場所への解説を聞けば飛騨高山への理解も深まり、より旅を楽しむことができます。写真を撮ってもらえるのも嬉しいですね。
飛騨高山思い出体験館 安川店
食べる、買うと来たら「作る」もいかがですか?旅先ならではの体験をすることで、より高山が身近に楽しく感じられます。また、夏の暑さや雨や雪などの天候の場合、歩き続けるのも大変。コースに1か所、ものづくりの体験を入れておくと、足を休めることができます。予約をしておけば安心ですが、当日のお申込みもOK!一番人気はさるぼぼ作り。腹掛けの文字を変えることもできます。世界に1つのオリジナルさるぼぼを作って、各観光スポットでぬい撮りをするのも楽しいですよ。
- 住所
- 高山市上一之町53-7
- 電話番号
- 0577-57-5678
- 営業時間
- 10:00~16:00(最終受付15:30)
- 休業日
- 火曜日(祝日・繁忙期は営業)
2024/12/31(火)、2025/1/1(水)
高山昭和館
クラフト体験を終えたら近くの「高山昭和館」へ。レトロなグッズが所狭しと飾られた館内は、昭和という時代を知る人も知らない人も楽しめる、体験型博物館。ただ物珍しいだけでなく、忘れられようとしている日本の大切な価値観を呼び起こさせてくれる場所です。昭和の町並が再現された館内は、見るのも触るのも楽しく、写真を撮っても絵になります。また、入り口にある駄菓子コーナーは子ども時代を思い出してついつい大人買いしたくなる楽しさです。
- 住所
- 高山市下一之町6
- 電話番号
- 0577-33-7836
- 営業時間
- 午前9時から午後5時まで
- 休業日
- 年中無休
櫻山八幡宮
高山昭和館から徒歩10分弱、荘厳な雰囲気漂う「櫻山八幡宮」へ。有名な秋の高山祭の例祭を執り行う神社であり、日頃より多くの参拝客で賑わっています。毎夏、境内に風鈴を飾り付ける「飛騨高山風鈴まつり」を行い、夏の涼を求める市民の憩いの場ともなっています。参道とその付近に飲食店があり、こちらで休憩を取るのもいいですね。
- 住所
- 高山市桜町178番地
- 電話番号
- 0577-32-0240
高山祭屋台会館
桜山八幡宮の境内の一角に「高山祭屋台会館」があり、例祭に曳き出される11台の屋台(山車)の一部を公開しています。高山祭はユネスコ無形文化遺産に登録された「山・鉾・屋台行事」のうちの1つ。岐阜県ではこの高山祭と飛騨市、大垣市の3つの祭が登録されています。 貴重な文化遺産を間近で眺めるチャンスです。館内では11台の屋台のうち数台を年3回入れ替えて展示。運よく入れ替えに立ち会えれば、実物の屋台が動く姿を見ることができます。
- 住所
- 高山市桜町178
- 電話番号
- 0577-32-5100
- 営業時間
- (3~11月)9:00~17:00
(12~2月)9:00~16:30 - 休業日
- 年中無休
バス停 八幡宮前
少し荷物も増えたところで、バスに乗って戻りましょう。毎時1本なので、乗り遅れにご注意。もしも時間が合わない場合は、徒歩でも駅まで20分ほどの距離です。
八幡宮前 発 | 14:50/15:50/16:50 |
料金 | 100円 |
高山濃飛バスセンター
2日目はここまで。宿へ戻り、美味しい夕食に舌つづみを打ち、心地よい部屋で体を休めましょう。買ったものを広げて眺めるのも楽しいですね。
明日は最終日。白川郷と金沢に立ち寄り、帰宅です。となると邪魔になるのが荷物…。2か所でのコインロッカー使用料を考えると、大きな荷物は発送してしまう方が安上がりかも?今夜の内に大きな荷物はまとめ、伝票を準備しておくといいかもしれないですね。
高山濃飛バスセンター
いよいよ旅も最終日です。宿をチェックアウトし、大きな荷物は発送。身軽に移動しましょう。まずは高速バスに乗り、白川郷へ。人気観光地の白川郷は、平日、週末問わず年中混み合います。朝早くに訪れるのがオススメです。下記の時刻は一例で、この前後にもバスは運行していますよ。詳しくは濃飛バスの公式サイトをチェックしてみましょう。
高山濃飛バスセンター 発 | 08:10 |
料金 | 2,800円 |
せせらぎ公園駐車場
高速バスで約1時間弱、世界遺産にも登録された白川郷へ到着しました。さっそく合掌造り集落を訪れるとしましょう。
荷物がある方は、バスターミナルにコインロッカーがありますよ。
白川郷 着 | 09:00 |
荻町集落
白川郷・五箇山の合掌造り集落は1995年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。急こう配の茅葺き屋根は豪雪地帯を生きる暮らしの知恵。雪の重みを逃がし、雪下ろしの負担軽減となります。この茅葺屋根が目を惹く合掌造りが50棟近く並ぶ荻町集落は、まさに日本の原風景とも呼べる美しい景観。せっかく飛騨高山まで来たのなら白川郷へ立ち寄らないのはもったいない!
近年では、世界遺産に登録されたことで知名度が増し、国内外から毎年多くの観光客が訪れています。混雑を避け、なるべく朝早い時間帯に訪れましょう。
せせらぎ公園駐車場
2時間弱の白川郷滞在を終え、お次は北陸の随一の観光地 金沢へ。約1時間半バスの旅、途中でオヤツを食べ過ぎないようご注意。到着したら北陸の海の幸をいただきましょう。
白川郷 発 | 10:55 |
料金 | 2,800円 |
金沢駅西口
お昼ちょっと過ぎに金沢駅に到着。荷物がある方は、駅のコインロッカーに荷物を預け、金沢散策に繰り出しましょう。帰りは新幹線となるため、到着した西口ではなく、東口寄りのコインロッカーを使用します。駅を通過して、反対側の東口を目指しましょう。
金沢駅 着 | 12:20 |
金沢駅東口
金沢駅を通り抜け、西口から東口へ。こちらには鼓門(つづみもん)があります。2005年に北陸新幹線の金沢延伸時に建設された鼓門、いまではすっかり金沢市の顔として定着しています。せっかくなのでここで1枚写真を撮ると良いでしょう。
さて、ここから城下まち金沢周遊バスに乗って近江町市場へ。7番乗り場から、右回りまたは左回りどちらのバスでもOK。乗ってすぐ次のバス停が金沢市民の台所、近江町市場です。
出発時刻 | 15~20分間隔で運行 |
料金 | 210円 |
近江町市場
金沢市民の台所、近江町市場(おうみちょういちば)。アーケードに鮮魚、野菜、果物等の専門店や飲食店、約170の店が軒を連ねています。市民だけでなく、料亭や飲食店の料理人など食のプロも仕入れに訪れます。市場で働く大勢の人の胃袋を支える飲食店が市場内、または市場周囲に多数あり、こちらでランチをとると良いでしょう。新鮮な日本海の魚介の美味しさは、一度食べたら病みつきになること間違いなし!
バス停 武蔵ヶ辻・近江町市場(金澤表参道口)
お腹が満たされたなら、お次はひがし茶屋街を目指しましょう。右回りルートを利用しましょう。市場を出て道路を渡った向かい側のバス停から乗ります。金沢エムザ前のバス停です。
武蔵ヶ辻・近江町市場(金澤表参道口)発 | 毎時06、21、36、51分発 |
料金 | 210円 |
バス停 橋場町(ひがし・主計町茶屋街)
バスを降りたら目的地のひがし茶屋街はすぐそこです。ひがし茶屋街へ行く手前、川沿いに連なる主江町(かずえまち)茶屋街も大変風情があります。こちらは観光客向けのお店が少なく、お昼前はお茶屋さんも営業前のため、静かな情緒ある佇まい。ちょっと立ち寄り、散策してみてはいかがでしょうか。
ひがし茶屋町
金沢の風情を色濃く残す「ひがし茶屋街」。伝統的な茶屋建築が軒を連ね、その雅な佇まいは写真映えも抜群。歩いているだけでも金沢ならではの歴史と文化を肌で感じられる人気の観光スポットです。目につく町家カフェはどこもおしゃれな造り。お店をのぞけば、華やかな金箔製品や地元作家の手による繊細な工芸品など、お土産も逸品揃い。また「ひがし茶屋休憩館」にはボランティアガイドが常駐し、予約なしでも周辺を案内してくれます。伝統文化に触れる体験、グルメ、ショッピングと、訪れる人により様々な顔を見せるひがし茶屋街。とっておきの時間を過ごして。
バス停 橋場町(金城樓前)
ひがし茶屋街を満喫した後はバスに乗って金沢駅まで戻りましょう。「橋場町」と名の付くバス停はいくつかあり、分かりにくいです。バス停に「LL10」と書かれているのが目印。Googleマップを参考にしてください。
橋場町(金城樓向かい)発 | 毎時51、11、31分発 |
料金 | 210円 |
金沢駅東口
金沢駅まで戻ってきました。鼓門は夕暮れからライトアップしています。曜日により異なる色でライトアップされる姿は金沢の名所の1つ。写真を撮ったなら、金沢の最後のお楽しみ、駅ナカの百番街へ!
金沢百番街
加賀百万石の名店を一挙に集めた金沢百番街、ここが最後のお買い物のチャンスです。グルメ、雑貨、よりどりみどり。たくさん歩いてお腹も空いてきたはず。新幹線の中で食べられるものを買っていきましょう。乗車時間は2時間半、お弁当に甘味にお酒におつまみ…、旅のお供を選ぶ楽しさもこれで最後。お買い物を済ませたら新幹線口へ。
金沢駅新幹線口
約4時間半の金沢観光もおしまい。買い込んだお弁当やおつまみを楽しみながら、新幹線で一路東京へ!
今回のモデルコースでは、近江町市場とひがし茶屋街の2か所をご紹介。が、武家屋敷跡や金沢21世紀美術館、兼六園、歴史博物館など金沢にはまだまだ見どころたくさん。他のモデルコースも参考にされるといいですよ↓
金沢駅 発 | 16:48 |
料金 | 約14,000円 |
JR上野駅
北陸新幹線で上野駅に到着しました。3日間の旅もこれでおしまい。飛騨高山へは長旅ですが、道中も楽しむことで効率よくたくさんの場所を見て周ることができます。このコース通りに旅しても良いですが、自分の好みに合う部分を組み合わせることで、オリジナルの旅が完成します。他にも魅力あふれる観光スポットがたくさんあり、紹介しつくせません。2度、3度と足を運び、よりディープに飛騨高山を楽しんでください。お疲れさまでした!
上野駅 着 | 19:14 |