元添乗員がおすすめする飛騨高山 1泊2日の旅
定番+ちょっと新しい飛騨高山がここにある
飛騨高山は見どころがたくさん。どう周れば効率がいいの?ポイントを押さえられるの?知られていない場所にも行ってみたい!
そんなご希望にお応えする王道モデルコースを大手旅行会社に在籍した元添乗員がご紹介します。
- 所要時間
- 2日間
- 交通手段
- 徒歩+路線バス
JR高山駅東口
飛騨高山に到着しました。初日は徒歩が多いです。高山駅のコインロッカーに荷物を預け、観光を始めましょう。
飛騨高山観光案内所
JR高山駅東口に隣接する飛騨高山観光案内所。地図やパンフレット、旬な情報を手に入れましょう。
- 住所
- 高山市花里町5丁目51番地 JR高山駅東口
- 電話番号
- 0577-32-5328
- 営業時間
- 4月~10月 8:30~18:00
11月~3月 8:30~17:00 - 休業日
- 12月30日~1月2日
飛騨国分寺
1250年の昔、聖武天皇の勅願によって建立。草建は天平18年。開基は行基菩薩。当時建てられた七重大塔の巨大な礎石が残っています。本堂は室町時代の建築。樹齢1250年以上といわれる大イチョウ、飛騨地方唯一の三重塔、本尊には薬師如来坐像等が安置され、飛騨の人々に厚く信仰されています。
- 住所
- 高山市総和町1-83
- 電話番号
- 0577-32-1395
- 営業時間
- 9:00~16:00
- 休業日
- 12月31日、1月1日
飛騨高山宮川朝市
7時ころ~正午まで毎日開かれる宮川朝市。江戸時代から、米市、桑市、花市などの市として発達し、明治の中頃から、農家の奥さんたちによって野菜が並べられるようになり、朝市とよばれるようになりました。新鮮な野菜や果物、花など四季折々の楽しみがあります。地元の人々との素朴なやりとりを楽しみながらお買い物を楽しめます。
- 住所
- 高山市下三之町
- 電話番号
- 0577-32-3333
- 営業時間
- 4月~12月 7:00~12:00
1月~3月 8:00~12:00
※売り切れ次第終了する店あり - 休業日
- 年中無休
吉島家住宅(国指定重要文化財)
明治40年に建築されたもので、国の重要文化財に指定されています。日下部家が男性的な建物に対し、この吉島家は建物のすみずみまで神経のゆきとどいた、繊細さと女性的な美しさのある建物といわれています。
- 住所
- 高山市大新町1-51
- 電話番号
- 0577-32-0038
- 営業時間
- 9:30~15:30
- 休業日
- (夏季)月・火曜日
(冬季)月・火・水・木曜日
※変更することもあり、事前にお問い合わせください。
日下部民藝館
天領時代、日下部家は幕府の御用商人として栄えた商家で、役所の御用金を用立てする掛屋や両替屋を営みました。
当時の邸宅焼失後の明治12年、大工・川尻治助が飛騨の匠の技を集め、江戸時代の建築様式そのままの見事な住宅を造り上げたのが現在の日下部家で、昭和41年に国の重要文化財に指定されて以降、民芸館として一般公開されています。
- 住所
- 高山市大新町1-52
- 電話番号
- 0577-32-0072
- 営業時間
- 10:00~16:00
- 休業日
- 冬期(11~2月)、火曜日および不定休
櫻山八幡宮
荘厳な雰囲気漂う「櫻山八幡宮」。秋の高山祭(八幡祭)の例祭の場所として大変有名で多くの参拝客の方でにぎわっています。また、神社の参道やその近辺にはおしゃれなカフェやお蕎麦屋、地元で人気のパン屋、古民家を改築したラーメン屋などグルメなお店も点在します。ここらあたりでお昼休憩もいいかも。
- 住所
- 高山市桜町178番地
- 電話番号
- 0577-32-0240
高山祭屋台会館
桜山八幡宮の境内にある高山祭屋台会館では、秋の高山祭に曳出される実物の屋台(やたい)を年3回入れ替え展示しています。他地域では山車(だし)と呼ばれることが多いですが、ここ飛騨高山では屋台(やたい)と呼びならわします。絢爛豪華な見送り幕や細かな彫刻など見どころがいっぱいです。
- 住所
- 高山市桜町178
- 電話番号
- 0577-32-5100
- 営業時間
- (3~11月)9:00~17:00
(12~2月)9:00~16:30 - 休業日
- 年中無休
高山昭和館
櫻山八幡宮より古い町並方面へ。徒歩で8分ほどで「高山昭和館」に到着します。館内には昭和30年代のレトロな街並みが再現されており、当時の生活や文化が懐かしくよみがえります。入口には昔ながらの駄菓子屋があり、大人も子どもも大喜び!奥に入ると正面にはミゼット、通り沿いには理髪店や写真館、雑貨店などが続いており、懐かしくて新しいスポットです。
- 住所
- 高山市下一之町6
- 電話番号
- 0577-33-7836
- 営業時間
- 午前9時から午後5時まで
- 休業日
- 年中無休
古い町並
飛騨高山観光の定番スポット「古い町並」。出格子の連なる軒下には用水が流れ、7軒の造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や、老舗の暖簾が軒をつらねています。高山名物の駄菓子、伝統工芸のお店、みたらしだんごや飛騨牛などのお店などが並び、多くの観光客で賑わいます。町並の見物や、お買い物を楽しめます。
- 住所
- 高山市上三之町ほか
- 営業時間
- 9:00頃~18:00頃(各店舗による)
- 休業日
- 火曜日または水曜日が多い(各店舗による)
観光人力車
古い町並、徒歩での散策も楽しいですが、人力車の旅もいいものです。全国の観光人力車、実は飛騨高山が発祥の地。車体も高山市で多くが製造されています。飛騨高山を知り尽くした俥夫(しゃふ)が歴史やお土産、おすすめの飲食店など、地元ならではの情報を交えながら観光案内してくれます。旅行の記念になる思い出づくりにおすすめです。
- 住所
- 高山市若達町1-31
- 電話番号
- 0577-32-1430
- 営業時間
- 4月~10月 8:30~18:00/11月~3月 9:30~17:00
- 休業日
- 通年営業(豪雨・豪雪時休業)
「さんまち通り」バス停
たくさん観光や買い物をしたので荷物が増えました。バスに乗って高山駅まで戻りましょう。まちなみバス(右回り)または匠バス(東西線)がそれぞれ1時間に1本程度止まります。料金は100円です。
匠バス(東西線)10分
高山濃飛バスセンター
高山濃飛バスセンターへ到着しました。JR高山駅東口へは徒歩1分。コインロッカーに預けた荷物を回収し、宿泊先へ向かいましょう。
高山濃飛バスセンター
2日目はバスでスタート。高山濃飛バスセンターより匠バス(東西線)に乗りましょう。派手なカラーリングのバスは一目瞭然。バスの内装も飛騨の伝統工芸をモチーフとした凝った作りです。
- 住所
- 高山市花里町6丁目125番地
- 電話番号
- 0577-32-1688
- 営業時間
- 6:30~19:00
- 休業日
- なし
高山陣屋前朝市
高山陣屋前の広場で毎日行われる高山陣屋前朝市。広場の中に大小多くのテントが立ち並びます。 陣屋前朝市の特徴は、出店者が農業を営む方に限られていること。農家さんが丹精込めた作物を販売しています。売られているのは野菜や果物、またお餅や味噌など多種多様。獲れたて新鮮そのものでその場でかぶりつきたくなるような美味しさです。
- 住所
- 高山市八軒町1-5
- 電話番号
- 0577-32-3333
- 営業時間
- 4月~10月 7:00~12:00
11月~3月 8:00~12:00 - 休業日
- 年中無休
高山陣屋
陣屋とは、江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。飛騨代官は安永六年(1777年)に飛騨郡代に昇格し、当時3カ所あった郡代役所(関東・西国・美濃)と並んで幕府の重要な直轄領となりました。幕末には全国に60数カ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の建物が残っているのはこの高山陣屋だけです。
- 住所
- 高山市八軒町1-5
- 電話番号
- 0577-32-0643
- 営業時間
- (4月~10月)8:45~17:00 入場は16:30締切
(11月~3月)8:45~16:30 入場は16:00締切 - 休業日
- 12月29日、31日、1月1日
中橋
「高山陣屋前」バス停
陣屋前に戻り、匠バスに乗りましょう。高山濃飛バスセンターまで5分。その後バスを乗り換えて飛騨の里へ向かいます。毎時31分のバスがおすすめ。飛騨の里行きバスへの乗換えがスムーズです。
高山濃飛バスセンター
匠バス(飛騨の里線)またはさるぼぼバスに乗り換え、飛騨の里へ向かいます。毎時45分/00分に発車しています。
さるぼぼバス9分
「飛騨の里」バス停
飛騨の里
豪雪に耐えてきた合掌造りなど、飛騨の代表的な民家30数棟が立ち並び、昔の農山村風景を形づくる野外博物館。各民家では、農山村の生活・生活用具を数多く展示しているほか、わら細工、さしこ、組みひもなどの実演、体験や四季折々の催事も行っています。
また、バス停横には、予約なしでもさるぼぼ作りなど10種類以上の体験メニューが楽しめる「飛騨高山思い出体験館」があり、あわせて楽しめます。
- 住所
- 高山市上岡本町1-590
- 電話番号
- 0577-34-4711
- 営業時間
- 8:30~17:00
夏、秋、冬のライトアップ期間は夜間延長あり - 休業日
- 年中無休
飛驒高山美術館
飛騨の里を出てぶらぶらと通りを下ってみましょう。この通りには手作り体験ができる思い出体験館、テディベアミュージアム、こだわりのクラフトショップやアンティークショップがあり、ついつい足が止まります。左手に見える大きなホテルの中に飛騨高山美術館があります。2024年に改装オープンしたばかりの美術館には、世界中から集められたアール・ヌーヴォー、アール・デコの作品が展示されています。
- 住所
- 高山市上岡本町1-124-1 サンクチュアリコート アートギャラリーリゾート内
- 電話番号
- 0577-40-1007
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休業日
- なし
飛騨高山の風雅陶器・小糸焼窯元 Koito Pottery
美術館のすぐ近くにある「小糸焼窯元」。江戸時代から続く飛騨地方の焼物です。「青伊羅保釉(あおいらぼゆう)」という釉薬が作り出す深みのある渋いコバルトブルーは全国でも小糸焼にしかなく、とても美しい色合いです。少しざらっとした質感と使い込むほどになめらかになる肌触り、色が深まり味わい深く変化していくのが特徴。飛騨の伝統的な焼き物を手に取ってみては。
- 住所
- 高山市上岡本町1丁目136
- 電話番号
- 0577-32-1981
「友好の丘」バス停
こちらで駅行きのバスに乗りましょう。毎時30分のバスが乗車時間が短くおすすめです。
さるぼぼバス14分
高山濃飛バスセンター
高山濃飛バスセンターまで戻ってきました。2日間の旅、お疲れさまでした。お土産の買い忘れはないですか?バスセンター近辺にはお土産屋、飛騨の地酒が手に入る酒屋などあります。また、高山駅の内部には高山祭に使用される屋台の模型なども展示されています。待ち時間にご覧になってはいかがでしょうか。