【名古屋発】JRとバスを使って楽々移動!飛騨高山の古い町並と信州の宿場町 馬籠・妻籠を訪ねる1泊2日のモデルコース
8/24まで期間限定!濃飛バスに乗って馬籠・妻籠へ行こう!
飛騨高山をたっぷり楽しんだ後は、信州 馬籠・妻籠へ足を延ばしてみませんか?期間限定で運行しているバスを使えば楽々!古い町並のお店もくまなく紹介する1泊2日のモデルコースです。
1日目 | 飛騨高山 |
宿泊 | 飛騨高山 |
2日目 | 馬籠・妻籠 |
- 所要時間
- 2日間
- 交通手段
- JR・路線バス

JR名古屋駅
旅の始まりはJRで。名古屋駅から特急ひだ号に乗車します。2022年より車両をリニューアルし、ワイドビューひだからHC85系へと変貌を遂げました。より快適により地球に優しく、飛騨路の旅をサポート。
また、同じくJR名古屋駅のバスターミナルから高速バスも運行しています。JRに比べ30分ほど乗車時刻が早くなりますが、高速で一路楽々、安価で快適な旅。高速バスのご案内はこちら⇒濃飛バス_名古屋~高山線
どちらも1か月前の同日から発売されます。お求めはお早めに。
特急ひだ | |
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JR名古屋駅発 | 7:43 |
料金 | 約6,000円 |
JR高山駅
飛騨高山の玄関口として知られる高山駅は、2016年に改修され、新しい駅舎となりました。様々な場所に飛騨産の檜(ひのき)が使用され、「木の国 飛騨高山」を体現した駅舎です。古い町並によく見られる「面格子」を外壁に多用し、高山らしい外観となっています。駅構内は高山祭をモチーフとしており、壁面には祭にまつわる道具や謂れ、屋台の台紋などが展示され、ちょっとした博物館の様相を呈しています。
乗鞍口(東口)正面にはタクシー待機場、飛騨高山観光案内所があり、高山濃飛バスセンターが隣接しています。今回の旅ではこの東口を利用して観光に出発しましょう。
高山駅着 | 10:16 |
- 住所
- 高山市昭和町1-22-2
- 電話番号
- 050-3772-3910
- 営業時間
- きっぷ売り場 6:00~20:50
飛騨高山観光案内所
高山駅の乗鞍口(東口)正面に位置する「飛騨高山観光案内所」。タクシー待機場、高山濃飛バスセンターに隣接しており、便利な場所です。まずはここで各種パンフレット、地図など観光に役立つ案内を手に入れましょう。お昼ご飯やお土産のおすすめも聞いてみるといいかも?
- 住所
- 高山市花里町5-51
- 電話番号
- 0577-32-5328
- 営業時間
- 8:30~17:00(4月~10月は18:30まで)
- 休業日
- 12月30日~1月2日
飛騨高山 古い町並
駅前の通りをまっすぐ歩くと、「筏橋(いかだばし)」へたどり着きます。この橋の真ん中から上流に向けて、赤い橋「中橋」が見えます。春、秋は赤い橋が桜や紅葉に彩られ、なんとも言えない風情。この筏橋から写真を撮るといいですよ。
橋を渡るとそこは「古い町並」。江戸時代から続く商家の町並はノスタルジックな雰囲気。また、様々な工芸品、お土産、飲食のお店が軒をつらね、1年中人通りの絶えない賑やかな場所です。たくさんのお店の中から一部をご紹介します。
- 住所
- 高山市上三之町ほか
- 営業時間
- 9:00頃~18:00頃(各店舗による)
- 休業日
- 火曜日または水曜日が多い(各店舗による)
飛騨刺し子
- 住所
- 高山市片原町60
- 電話番号
- 0577-34-5345
- 営業時間
- 9時~17時
- 休業日
- 水曜日
SAN AI Japanese Art Culture
古い町並のほぼ中心にある「SAN AI Japanese Art Culture」。アクセサリーや人形、置物、生活用品など、多数の雑貨を取りそろえています。店内には様々なクラフト作家の作品や、上質なオリジナル品が並べられており、思わず手にとり合わせたくなる魅力的なものばかり。ついつい時間を忘れて長居してしまいそうです。
- 住所
- 高山市上三之町80
- 電話番号
- 0577-33-0396
- 営業時間
- 9:00~16:00
森羅 こって牛
行列ができる人気店「森羅こって牛」。お目当ては、ご当地グルメの飛騨牛を使ったお寿司。せっかく飛騨高山に来たなら食べてみたい、A5等級の飛騨牛を手軽にお値打ちに堪能できます。一口頬張れば、とろけるような肉の食感と甘みに思わず笑顔がこぼれます。お寿司の皿は、あおさ入り手焼きせんべいなので、ゴミも出ず全部食べられちゃう。店内で腰掛け、ゆっくりと休憩しながら召し上がってはいかがですか。
- 住所
- 高山市上三之町82
- 電話番号
- 0577-35-7333
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休業日
- 火曜日定休 ただし、変動する場合あり。※公式サイトをご覧ください
大のや醸造
250年以上もの歴史をもつ老舗醸造所「大のや醸造」。宝暦年間に麹業で創業し、現在は味噌と醤油に絞って、甘味料や着色料を一切使用しない昔ながらの製法で丁寧に作られた「本物の味」にこだわり続けています。口に含むと分かる、じわじわと広がる「持続するうま味」が自慢。飛騨の清らかな水と澄んだ空気、そして四季の寒暖差がもたらす美味しい恵みを手仕事で。お味噌汁の試飲やできるのでぜひ試してみて。
- 住所
- 高山市上三之町13
- 電話番号
- 0577-32-0480
- 営業時間
- 8:30~17:30
- 休業日
- 元旦のみ
7軒の酒蔵
小鳥屋商店
飛騨刺し子の素敵な作品をご覧になった後、ご自分でも作ってみたいと思われた方も多いのでは?そんな方に朗報、こちらの「小鳥屋商店」では刺し子糸やキットを販売しています。初めてで分からない、という方も大丈夫。お店を切り盛りする若女将が手ずから刺した多くの図案を見せてくれます。また、刺し子糸だけでなく、綿反物、綿素材の衣料品やバッグ、小物類がずらり。オリジナルデザインなど、豊富な種類の手拭いや綿風呂敷も人気です。
- 住所
- 高山市上三之町5
- 電話番号
- 0577-34-0738
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休業日
- 火曜日、不定休
いわき
行列ができる人気店のわらび餅のお店「いわき」。早々に売り切れになることも多く、早めの来店がおすすめです。トロトロもっちりとした食感がクセになるわらび餅に自家製の黒蜜をかけ、きな粉をまぶしていただきます。わらび餅といえば冷やして食べるのが一般的ですが、「いわき」のわらび餅はそのまま食べるのがこだわり。常温で賞味期限も3日間あるので、お土産にもぴったりです。
- 住所
- 高山市上三之町111-2
- 電話番号
- 0577-34-1113
- 営業時間
- 9:00~17:00 (売り切れ次第終了)
- 休業日
- 不定休
飛騨高山まちの体験交流館
飛騨高山の伝統工芸品や民芸品の手作り体験ができる「飛騨高山まちの体験交流館」。建物と広場に分かれており、建物内は入館無料、毎日複数の体験教室が開催されています。人気のさるぼぼ作りや組紐作りの他、伝統工芸品である有道杓子、インテリアにオシャレな竹ランプや版画行燈作りなど、楽しい体験教室ばかり。およそ30分ほどの時間で気軽に参加できるメニューが多く、ぜひチャレンジしてみて。
- 住所
- 高山市上一之町35番地1
- 電話番号
- 0577-70-8290
- 営業時間
- 9:00~19:00
※体験メニューにより時間が異なります - 休業日
- なし(臨時休館有)
京や
歩き回ってお腹が空いたところで、お食事処「京や」へ足を向けましょう。落ち着きがあり、なぜか懐かしい気持ちになる店舗は新潟柏崎より移築した1860年(江戸時代後期)の民家、中に入ると広々とした空間、店内の骨董品、民芸品が温もりを与えてくれます。観光地「古い町並」「宮川朝市」の近くに位置し、ランチもディナーも多くのお客で賑わっています。郷土料理、季節料理、一品料理、地酒と豊富に揃ったメニュー。地元の人にも愛される老舗の食事処です。
- 住所
- 高山市大新町1-77
- 電話番号
- 0577-34-7660
- 営業時間
- 11:00~14:00
17:00~20:00 - 休業日
- 火曜日
てぃーさろん てきすい
お食事処「京や」の向かい側にある野畑茶舗、明治13年から続く日本茶の専門店です。日本茶と言っても種類はさまざま、野畑茶舗が扱うお茶は、産地や製法にこだわった香り高い銘柄のお茶を取り揃えています。また、お茶の販売のみならず茶室も併設したカフェスペース「てきすい」があり、作法を気にせず、気楽に和菓子とお茶を楽しむことができます。予約制で茶道体験もできるため、興味を持った方は問い合わせてみると良いでしょう。
- 住所
- 岐阜県高山市大新町1-80
- 電話番号
- 0577-32-0820
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 休業日
- 水曜日・不定休
山田春慶店
飛騨高山の伝統工芸品「飛騨春慶」をピアスやイヤリング、ブローチ、コーヒーカップ、名刺入れや豆皿など現代に取り入れやすくアレンジした商品が人気の「山田春慶店」。木地師(きじし)と塗師(ぬし)とよばれる職人が作り上げる飛騨春慶は、天然木の美しい木目を生かした漆の光沢ある色合いが特徴。職人が制作した飛騨春慶のパーツをデザイナーが仕上げて作られるピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーは繊細でモダンなデザインが人気です。お土産としてだけではなく、デザインセンス抜群の商品は自分使いや贈り物にもぴったり♡他店にはない、オリジナリティある飛騨春慶の商品を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 高山市大新町1−111
- 電話番号
- 0577-32-0396
- 営業時間
- 10時~17時(冬季10時~16時半)
- 休業日
- 日曜・不定休あり
川上彫刻
- 住所
- 高山市大新町2丁目158
- 電話番号
- 0577-34-9616
- 営業時間
- 9時~17時30分
- 休業日
- 不定休
櫻山八幡宮
- 住所
- 高山市桜町178番地
- 電話番号
- 0577-32-0240
高山祭屋台会館
高山祭の実物屋台(やたい)を見られるのはここだけ
桜山八幡宮の境内にある高山祭屋台会館では、秋の高山祭(10月9日・10日)に曳出される11台の実物の屋台(国指定重要有形文化財)を年3回入れ替え展示しています。例年、3月、7月、11月に4台の屋台を入れ替え、常設している神輿(みこし)と展示しています。神輿は重さ2トン半、日本一の大神輿と言われています。
年2回行われている高山祭、春と秋では祭を行う神社も地域も屋台も全く違い、春は日枝神社、秋は桜山八幡宮の例祭です。高山祭屋台会館に展示されている屋台は秋の高山祭で使用されている屋台です。
- 住所
- 高山市桜町178
- 電話番号
- 0577-32-5100
- 営業時間
- (3~11月)9:00~17:00
(12~2月)9:00~16:30 - 休業日
- 年中無休
バス停 八幡宮前
「古い町並」をくまなく歩きまわり、ちょっと疲れたのでバスに乗って駅まで戻りましょう。毎時1本なので乗り遅れにご注意。もしも時間が合わない場合は、徒歩でも駅まで20分ほどの距離です。
まちなみバス(右回り) | |
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八幡宮前発 | 14:50/15:50/16:50 |
料金 | 100円 |
高山濃飛バスセンター
JR高山駅に隣接する、高山濃飛バスセンターへ到着しました。飛騨高山の観光はここまで、予約した宿へ向かい、ゆっくりとくつろぐことにしましょう。今日買ったものを並べてみるのも楽しいですね。明日は同じ場所からバスに乗り、信州を経由しながら名古屋へ戻ります。途中で観光もするので、身軽な格好が良いでしょう。今夜の内にかさばる荷物はまとめ、自宅向けへ発送するのがおすすめです。
夜はまだまだこれから!という方はこちらをあわせて参考にしてください。元添乗員がおすすめする 夜の高山満喫旅
高山濃飛バスセンター
飛騨高山は周囲にも白川郷、上高地などの有名観光地が多く、バスがそれぞれの場所を便利に結んでいます。今日は信州中山道、馬籠と妻籠に立ち寄りながら帰宅します。JR高山駅のお隣、高山濃飛バスセンターから出発します。
濃飛バス | |
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高山濃飛バスセンター発 | 8:00 |
料金 | 5,000円 |
- 住所
- 高山市花里町6丁目125番地
- 電話番号
- 0577-32-1688
- 営業時間
- 6:30~19:00
- 休業日
- なし
馬籠
歴史ある宿場町、「馬籠(まごめ)」に到着です。美しく続く石畳は京と江戸を結ぶ中山道、古から旅人が歩いてきた道です。現在も、この道を辿り妻籠宿(つまごじゅく)まで歩くルートが大人気。全長9km、約3時間かかりますがチャレンジする価値はあるかも?!中山道ハイキング
私は無理…という方は大丈夫、ちゃんとバスがあります。バスが出発するまで約2時間半のフリータイム、お土産屋さんをのぞき、お昼を食べてじゅうぶんゆっくりできますよ。
馬籠着 | 10:45 |
藤村記念館
馬籠宿の真中に位置する、シンボル的存在「藤村記念館」。馬籠出身の文豪 島崎藤村の生涯とその作品が紹介されています。島崎家は江戸時代に本陣・問屋・庄屋を兼ねた名家。生家は焼失しましたが、地元の有志による働きかけで、昭和25年に同じ場所に記念館が建てられました。
多くの作品を執筆した藤村ですが、なかでも明治維新前後を描いた大作「夜明け前」がよく知られています。この小説のモデルとなったのが藤村の父 島崎正樹。藤村の作風に大きな影響を与えた彼は一時、飛騨高山の一宮水無神社の宮司として任官していたことがあります。飛騨高山と馬籠を繋ぐエピソードです。
バス停馬籠
風情ある宿場町 馬籠をたっぷり堪能したあとは、次の目的地 妻籠(つまご)へ。先ほど降りたバス停から出発です。
おんたけ交通 | |
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馬籠発 | 13:25 |
料金 | 600円 |
妻籠
江戸と京を結ぶ中山道の中でも、交通の要衝として栄えた妻籠宿は、江戸から数えて42番目の宿場町です。明治以降、宿場としての役割を終え一度は衰退しましたが、昭和に入りその貴重な町並みが再評価されました。住民たちは「売らない・貸さない・こわさない」の三原則を掲げ、生活しながら江戸時代の面影を今に伝えています。全国に先駆けて保存運動が行われたこの地で、昔ながらの日本の原風景を体感してみてはいかがでしょうか。
妻籠着 | 13:51 |
脇本陣奥谷
妻籠宿 脇本陣は屋号を奥谷(おくや)と言い、代々林家が務めてきました。現在の建物は、明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い建てられたもので、旧家の堂々たる造りを見ることができます。平成13年に国の重要文化財の指定を受けました。また脇本陣奥谷では、囲炉裏端での昔の生活ぶりなど、生きた歴史を語り部から聞くことができます。
バス停 妻籠
信州の宿場町 妻籠を見学した後はJR南木曽駅へ向かいます。さきほど降りたバス停から乗車します。
おんたけ交通 | |
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妻籠発 | 15:26 |
料金 | 300円 |
JR南木曽駅
旅もいよいよ終わりが見えてきました。特急しなのに乗車し、一路、名古屋まで。
南木曽駅発 | 15:55 |
料金 | 3,220円 |
JR名古屋駅
名古屋に到着しました。飛騨高山と信州 馬籠、妻籠を巡る2日間、いかがでしたか?飛騨の山中にある雅な町 飛騨高山と、江戸時代の繁華な往来が偲ばれる宿場町 馬籠、妻籠。似たようで異なる場所を次々と訪れ、ぎゅっと濃密な旅だったことと思います。
飛騨高山は近隣に有名観光地が多く、ここを旅の拠点とすることで多くの場所へ訪れることが可能です。二度、三度と訪れたくなる場所、飛騨高山へまたお越しください!
名古屋駅着 | 17:07 |