お正月の装飾「花餅」 雪の深い飛騨では、冬になると活葉樹のほとんどが花や葉を落として枯木のようになってしまうため、正月の花が無いということで、枯枝に細かく切った餅を付けて飾ります。主にお正月の装飾用として、紅白の花餅が暮れの朝市などで売られています。江戸時代、正月に餅を農耕の神様にささげるため、枝に餅を巻きつける年中行事があり、予祝儀礼(よしゅくぎれい)といって、あらかじめその年の豊作を祝う行事でもあったのですが、それが元になって花餅かざりが始まったとも言われています。
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