【高山市】採れたて新鮮!野菜・果物の直売所4選 人気のお土産も紹介します♪ アスパラガス/りんご/さくらんぼ/野菜/ブルーベリー
冬の寒さが厳しく、一年を通して昼夜の寒暖差が激しい高山市。
実は農産物を育てるのにとっても適した気候なんです。
山々から流れる清流、大地が持つ栄養、作物にとって適した気候。
自然あふれる高山で育った作物は、栄養豊富でリッチな旨味を持っているのが特徴です。
今回は、高山に来たら絶対に立ち寄ってほしい、野菜・果物の直売所4選をご紹介します!
季節ごとに紹介するので、飛騨高山で採れる旬の作物を楽しんでみてくださいね。

【春~夏】アスパラガス ひだっこの里
採れたて新鮮!シャキシャキのアスパラガスが食べられるのはここだけ
まず最初に紹介するのは、春から夏にかけてシャキシャキで栄養満点な採れたてアスパラガスが購入できる【ひだっこの里】です。
ひだっこの里は県道73号線沿い、高山西高等学校の近くにあるアスパラガス「ひだっこアスパラ」の直売所。JR高山駅からは車で11分程の場所にあります。
障がい者就労継続支援A型事業所でもあるこちらの会社は、高山市内で唯一となるアスパラガスの専業農家なんです。
甘みがあって美味しいひだっこの里のアスパラガスは、なんと楽天ふるさと納税の[野菜・きのこ部門]で一位を獲得したことも!
地元高山でも愛されており、私が取材に伺った日もアスパラガスを購入しに多くの方が足を運んでいました。
サイズが選べる 朝採れの新鮮アスパラガス
毎年春から夏にかけて収穫の時期を迎えるアスパラガスは、直売所から徒歩数分の畑で大切に育てられていて、その日収穫された新鮮なものを購入できるのが魅力。
購入できるアスパラガスは【極太・2L・L・M・ミニ】の5種類で、食べ方や好みによってベストなサイズを選べるのが嬉しいポイントです!
量り売りなので欲しい分だけ購入できますし、極太はスーパーにも並ばない直売所特別サイズなのだそう。
私は極太・L・ミニサイズを購入したのですが、極太サイズは指よりも太くてびっくり。食べ応えも抜群でした。
ミニサイズはどんな料理と一緒に食べても馴染みやすいので、野菜が苦手なお子様にもおすすめです。
家でも美味しく食べられるレシピ付き
袋にアスパラガスのおいしい食べ方のレシピが載っていたので、家に帰って早速作ってみました♪
バターが無かったので代わりにチーズをまぶしていただいたところ、アスパラガスの甘みと旨味がしっかりと感じられ、リピート確定の美味しさでした!
ちなみに、使用したのは極太サイズです。
アスパラ料理に舌鼓♪ひだっこcafeでひと休み
実はひだっこの里には【ひだっこcafe】というカフェが併設されていて、そこでも期間限定でひだっこアスパラ料理が食べられます!
アスパラガス以外にもランチやカフェとして利用可能ですが、売り切れ次第お店が閉まってしまうので早めの時間帯に訪問するのがおすすめです。
店内はおしゃれで落ち着ける雰囲気なので旅のひと休みにぴったり。また、キッズスペースも用意されているのでファミリーでもゆったりと過ごせます。
高山旅行に来た際には是非立ち寄って、春夏の高山の味覚を楽しんでみてはいかがでしょう。
■店舗情報
ひだっこの里(直売所)
〒506-0058 岐阜県高山市山田町288-1
営業時間:9:00-17:00
定休日:土曜日・日曜日
駐車場:あり
【夏~秋】りんご・さくらんぼ 木戸脇果樹園
甘くて美味しいフルーツを栽培する果物農家
木の温もりを感じるおしゃれなカフェも♪
次に紹介するのは、りんご、さくらんぼ、ワイン用のぶどうなどのフルーツを栽培している木戸脇果樹園です。
木戸脇果樹園はJR高山駅とJR飛騨古川駅の中間にある高山市国府町にカフェ付きの販売所と果樹園を持っていて、高山駅からは車で行くのがおすすめです。
※木戸脇果樹園提供
※木戸脇果樹園提供
今回私が訪れたのは、そんな木戸脇果樹園が運営する【ORCHARD HOUSE(オーチャードハウス)】。
飛騨の家具でお馴染みのオークヴィレッジが建築を手がけたこちらのお店は、洗練されていながらもどこかほっとする、2024年にオープンした木の香りと温もりを感じるカフェ&直売所です。
お土産にしたい自家製ワインと手作りジャム
お店の一階では果樹園で採れたフレッシュでおいしい旬のりんごやさくらんぼが購入できるほか(※収穫時期限定) 、これらのフルーツから作ったオリジナルの自家製ジャムやお菓子、ワインなども販売されているんです。
中でも自家製りんごジャムと、木戸脇果樹園で採れた飛騨りんご100%のシードルは特にお土産におすすめ。
国府地域にまつわる昔話とオーチャードハウスをもとにデザイナーさんが描いたというシードルのラベルは、飲み終わった後もインテリアとして飾りたいほどのクオリティです。
オーチャードハウスの近くには、飛騨唯一の国宝建造物である【安国寺経蔵(あんこくじきょうぞう)】があるのですが、お店で購入できるシードル(ハーフボトル)と果実酒のラベルに描かれる狐は、この安国寺の狐小僧の物語から産まれたのだそうです。
「安国寺の狐小僧」の物語
その昔、安国寺に小僧のフリをした1匹のキツネが現れました。狐は毎日熱心に修行に励んでおり、その様子を見た桂岳(けいがく)和尚は、キツネ小僧に「蛻庵(
※諸説あり
飛騨の自然を感じるカフェスペース
お店の二階はカフェスペースでドリンクや手作りケーキを楽しむことができます。
私のおすすめは、ここでしか食べられないお店自慢の自家製アップルパイです!
果樹園で育てたりんごを使用したこちらのパイは、ほんのり甘くてとろけるりんごとサクサクのパイがマッチした逸品。
オーチャードハウスに行ったら絶対に外せない一品です。(※10月から6月頃の期間限定で、無くなり次第終了。)
一階で注文を済ませてから二階のカフェスペースに上がるのですが、まるでロッヂに遊びに来たかのような雰囲気を味わえるのもポイント。
天井から覗く窓から差し込む日差しをぼんやり眺めて、木に囲まれたカフェでお茶をしながら時間を忘れてゆっくりくつろいで。
飛騨の自然の恵みを楽しみながら日々の疲れも癒されます。
周辺には文化財などの観光スポットも!
オーチャードハウスの周辺には飛騨唯一の国宝建造物である安国寺経蔵のほか、国の指定重要文化財である荒城神社(本殿)や、三休の滝と呼ばれる大迫力の滝があるのに加え、4月ごろにこの辺りを訪れると荒城川沿いの桜並木に出会うこともできるんです!
ドライブにもとってもおすすめなので、高山駅からちょっと足を伸ばして、オーチャードハウスに遊びに来てみてくださいね。
■店舗情報
ORCHARD HOUSE KIDOWAKI(直売所&カフェ)/木戸脇果樹園
〒509-4104 岐阜県高山市国府町今508
営業時間:10:00-17:00
営業日:金・土・日・月曜日
駐車場:あり
★周辺観光スポット★
【夏】ブルーベリー 治助ファーム
高山の原風景が楽しめるブルーベリーファーム
次に紹介するのは、7月〜8月中旬頃に収穫を迎える、甘酸っぱくて瑞々しいブルーベリーを購入できる【治助ファーム】です。
治助ファームは高山の古き良き生活風景が残る清見町に農園があり、駅周辺とは異なる、山間エリアの高山の顔が楽しめるのが特徴。
美しい新緑と紅葉が見られる人気ドライブスポットの<せせらぎ街道>沿いに車を走らせて訪れることができます。
JR高山駅からは、車で約45分から1時間ほどです。
せせらぎ街道は高山市と郡上市を繋いでいるため、岐阜・名古屋方面への移動にもおすすめ。
治助ファームをはじめ、ドライブでしか寄ることができない立ち寄りスポットもたくさんあるんです。
気候を活かした、甘酸っぱいブルーベリー
治助ファームのブルーベリーには「ノーザンハイブッシュ」という品種が使用されているのですが、この品種は酸味と甘味のバランスが良く、寒い地域での栽培に向いているため、寒さの厳しい高山で育てるのにぴったりなんだそう。
糖度は8〜16度と高く、しっかりした甘味と酸味が楽しめます。
スイーツとの相性も良く、高山グリーンホテルでパティシエが手がける毎年大人気のブルーベリーパフェには、治助ファームのブルーベリーが使われているんです。
「古き良き」を体験できる直売所
せせらぎ街道を車で走っていると、道路の脇に治助ファームののぼりが見えるので、のぼりがある方に進んで細い道に入っていきます。
山と川、そして民家が点在しています。
車を降りると、誰もがノスタルジーを感じるような、日本の古き良き風景が広がっていました。
一棟の古民家にブルーベリーの看板が見えるので、ドキドキしながら家の中に入ると、台所の方からお婆さんが出てきて優しく声をかけてくれました。
その日の朝に収穫されたばかりのフレッシュなブルーベリーの試食を勧めてもらったので少しいただいたところ、じゅわっと甘酸っぱさが口いっぱいに広がって感動の美味しさでした!
直売所で購入できるのは
手作りブルーベリージャム、生ブルーベリー、冷凍ブルーベリーの3種類。
私はジャムとお土産用に冷凍ブルーベリーを購入しました♪
想いを繋いで後世へ。
川遊びや古民家利用などのアクティビティも!
治助ファームのブルーベリーは、30年も前から先代の社長が育て始めたものです。
現在は、奥様と娘さんが跡を継ぎ、岐阜県内で最も歴史の長い農園に。
一口食べたら『”これは間違いない”と思ってもらえるようなブルーベリーを作りたい』。
その想いで試行錯誤を重ねながら、農薬は一切使わず、環境にも優しく美味しいブルーベリーを育てているそうです。
また、力仕事が少ないブルーベリー摘みは、お年寄りから子供まで楽しめるため、お年寄りの多い清見町の雇用を助け、外部から訪れる人々にとっての観光資源にもなっているということに驚きです!
毎年7月頃からの収穫時期には、販売だけでなくブルーベリー摘みやスムージー作り、川遊び体験、そして古民家の休憩利用ができるので、HP・Instagram・じゃらんなどをチェックしてみてくださいね。
■店舗情報
治助ファーム
〒509-2702 岐阜県高山市清見町大原464
電話:0576-69-2110
開園時期:7月中旬~8月中旬
営業時間:10:00-15:00
定休日:なし
駐車場:10台程度
【夏〜秋】自然栽培の野菜 よしま農園
自然栽培×無添加 こだわりのオーガニック野菜
最後に紹介するのは、飛騨高山の地に20ほどの畑を持ち、自然栽培で育てた野菜を使った自家製の発酵食品や農産加工品を扱っている【よしま農園】です。
高山ICを降りてすぐ、JR高山駅からは車で約12分のところに直売所を構えるよしま農園。
大通りから少し外れて閑静な住宅街の中に入っていくと出会うことができます。
セブンイレブンを目印にすると迷わずに行きやすいですよ。
よしま農園の直売所は、一言で表すと「ワクワク」。
1年を通してオーガニックの食材、調味料、お菓子などを購入できるほか、7月中旬ごろ〜秋にかけては畑で採れたたくさんの種類の野菜を手に入れることができるんです。
駅から離れているにも関わらず、リピーターや食に制限のある外国人観光客も多いんだそう。
体が喜ぶ自然派食品を多数取り揃え!
お店の中に入ると、自家製の野菜をたっぷり使った漬物、ドレッシング、どんな料理にも合う野菜ペーストや、味噌、ぬか床、米麹など、よしま農園自慢のオーガニックな自社製品がずらり。
自社製品以外にも、高山で作られた加工食品や国内以外からの仕入れ商品が所狭しと並べられていて、見ているだけで楽しい気持ちになりました♪
ほとんどすべての商品が自然派なのも嬉しいポイントです。
特に人気の野菜ドレッシングや自然香味ペースト、そして漬物は日持ちするのでお土産にもピッタリです!
5月下旬ごろにお店に伺った際には、まだ野菜の販売はありませんでしたが、よしま農園の玄米麹をゲットしたので自宅で塩麹を作ってみました。
作った米麹は体に優しく、いろんな料理に使えて、とっても便利です♪
野菜の収穫時期になるとお店には色とりどりの新鮮な採れたて野菜が並ぶので、お店のInstagramをチェックしてぜひ立ち寄ってみてくださいね。
宮川朝市にも出店中。ネット販売も♪
よしま農園では直売所の他にも、古い町並エリアで毎日開催されている宮川朝市にも出店しているそうなので、観光エリア散策の際に行くのもおすすめです。
また、HPからネット販売も行っているため、高山に旅行に来たけど野菜は持って帰れない、、、という場合でも大丈夫!
「採れたて野菜セット」なら、お家でよしま農園の野菜を味わうこともできちゃいます♪
自然栽培×無添加にこだわって丁寧に育てられた、身体にも自然にも優しいよしま農園の野菜をぜひ味わってみてくださいね。
■店舗情報
飛騨高山よしま農園
〒506-004 岐阜県高山市上切町378
電話:0577-33-6216
営業時間:8:30-18:00
定休日:不定休
今回ご紹介したスポットはこちら!
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高山生活3年目。
旅行が大好きで北海道一周、小笠原諸島など長期で一人旅に行く事も。
高山の立ち寄りたくなるスポットを発信しています。