飛騨高山旅ガイド

日本一大きな市である高山市は豊かな自然に恵まれた、絶好のアウトドアスポット。その特徴は、観光もキャンプもめいっぱい満喫できること。美味しい高原野菜や飛騨牛でBBQを味わう、お天気が悪かったら観光に切り替える…なんてチョイスもあり。最後はゆっくり温泉で疲れを癒して帰路につく。何度でもリピートしたくなる楽しみがたくさんです。初心者からベテランまで大満足の飛騨高山のアウトドア事情をご紹介します。

清見エリアの特徴は県道158号線からのアクセスの良さ。名古屋方面からせせらぎ街道沿いに車を走らせると5か所のキャンプ場が点在しています。どのキャンプ場も20サイト前後で規模は大きくなく、アットホームな雰囲気で寛げるキャンプ場ばかり。子どもを目の届く場所で遊ばせられる安心感があります。清見を貫く清流川上川は見る人の心を癒します。魚のつかみ取りや砂金取り体験ができるキャンプ場もあり、時間が足りないほどの楽しさ。また、市街地までは約30～40分ほどと近く、忘れ物や食材の買い出し、万が一ケガや病気に対応できる安心感も。ファミリーにおすすめしたいエリアです。

朝日エリアの特徴は市街地からのアクセスの良さ。食材などの買い物を済ませ車を走らせたなら、30～45分ほどで豊かな自然を満喫できます。走りやすい県道が続くので、慣れない山道を運転する心配も、お子さんの車酔いの心配もありません。5か所のキャンプ場はそれぞれ特色たっぷり。池で魚釣りが楽しめるキャンプ場、200サイトもある広大なキャンプ場、御嶽の秀麗な姿が眺められるキャンプ場、満点の星が降り注ぐキャンプ場…。標高はさほど高くなく、夜間も快適に過ごせます。初心者を卒業した中堅キャンパーにおすすめしたいエリアです。

標高が高く真夏でも涼しく快適な奥飛騨温泉郷。盛夏でも夜には寒さを感じるほどの冷涼な地域です。湯量豊かな熱い温泉が各所にあり、キャンプ場のお風呂問題も解決。露天風呂の数が日本一多い奥飛騨温泉郷で心地よく疲れを癒すことができます。また平湯大滝や奥飛騨クマ牧場、福地温泉朝市、新穂高ロープウェイなどの観光地もあり、避暑地として名高い上高地へもアクセス抜群。キャンプ＆観光が楽しめる贅沢エリアです。

信州 長野に近い高根エリア。夏でも冷涼なこの地域では高冷地野菜の栽培が盛んです。特に糖度の高い高根コーンは出荷の数も少なく、見かけたら即買いです！高地トレーニングにも利用され盛夏でも涼しく爽やかに過ごすことができます。塩沢温泉七峰館では日帰り温泉も受けつけており、トロリとした湯は美肌を作るとの評判。飛騨高山の市街地からはやや離れており、観光地の喧騒とは無縁の静けさを味わうことができます。

飛騨高山の市街地から車で20分ほどの一之宮町。国道41号線で繋がれ、分かりやすいアクセスで、キャンプの前に買い出し、キャンプの後は観光…とフルに楽しむことができます。ICを降りてから市街地を通過してキャンプ地へ向かうので、食材などの買い出しやホームセンターでの買い物にも便利な立地です。2か所あるキャンプ場は、釣り堀があるキャンプ場と1日1組限定で貸切のキャンプ場。それぞれに違う特色があり、ニーズに応じて選ぶことができます。アクティブに釣り体験？貸切キャンプ場でゆったりした時間を満喫？お好みのスタイルにあわせてチョイスしてください。

荘川桜、寒ざらし蕎麦、化石発掘、御母衣ダム、ゴルフ、スキー…すぐお隣は世界遺産白川郷と、多くの見どころがある荘川。アクティビティ体験も盛んで、アウトドア愛好家には見逃せないエリアです。キャンプ場までは荘川インターを降りてすぐの好立地。日帰り湯「桜花の湯」もあり、キャンプ中のお風呂問題も解決。飛騨高山までは高速で40分ほどで、市街地への買い出しも楽々。観光もキャンプも楽しめるエリアです。

銚子の滝や宇津江四十八滝など名勝地が数多くある飛騨高山。景色を堪能しつつアウトドアも楽しめるキャンプ場が国府、丹生川エリアにあります。市街地、幹線道路からほど近くでアクセスも楽々。幹線道路沿いにはショッピングセンターやコンビニエンスストア、ホームセンターがあるため買い忘れにも対応。ホームセンターには薪もあり、キャンプ場で買うよりお値打ちな場合もあります。日帰り温泉も近くにあり、キャンプ＆温泉が楽しめます。

まず申し上げます。「安全に遊べる川はどこにもありません」。「清流の国」と呼ばれる岐阜県、豊かな川の恵みを享受している一方、毎夏悲しいニュースも報道されます。川遊びをしない、というのも大切な選択肢の一つです。その上で、川で涼を取りたい、豊かな自然の中で心癒されたいとお考えの方はまず下記の公式サイトをご覧ください。たびたびTwitterのトレンドに浮上する話題のページです。

清流の国岐阜県_水難事故等に関するQ&A

筆者が地元での川遊びに際し心がけていること

• 大人も子どももライフジャケットを着用する
• ポリタンクに縄をつけたものを準備し、いつでも投げ入れられるようにする
• ポリタンクには少し水を入れ、投げ入れやすくする
• 裸足やサンダルではなく、かかとのあるシューズを履く
• 大人が複数で監視する
• 大人はアルコールを飲まない

その上で、川に入る前に子どもたちに下記を復唱させます。

• オモチャ、靴が流れたらバイバイと手を振って見送る
• トイレは皆で行く
• 浮いて待て

旅行者の方がさらに気を付けること

雨がいつ降ったか？川の水位はいつもと比べてどうか？流れが速い場所はどこか？など、天気や地形を地元の人に確認することも大切です。川には監視員もライフセーバーもいません。事前に救命講習を受けることも視野に入れてください。たとえ水難事故が起きたとしても、キャンプ場も誰も責任を取れません。