吉島家住宅(日本遺産構成文化財)

光と影、木の呼吸に耳を澄ます

飛騨高山の古い町並みに溶け込むように佇む「吉島家住宅」。

ここは代々生糸、繭の売買、金融、酒造業を営んでいました。

明治8年(1875)高山の大火後、翌9年再建しましたが、明治38年(1905)再び類焼し、明治40年に再建されて現在に至ります。

四代目・水間相模に師事した大工の西田伊三郎が主屋を、座敷部分は吉城郡上宝村の内山新造が手掛けました。

江戸時代から続く建築規制が解かれた明治期において、飛騨の匠の技術を尽くして完成させた、町家建築の集大成とも称され、また、日下部家が男性的な建物であるのに対し、吉島家は建物の隅々まで神経の行き届いた繊細さと、女性的な美しさがある建物であるともいわれます。

見上げれば、吹き抜けを貫く天窓から柔らかな光が幾筋も差し込みます。 その光は、幾重にも重なる梁を伝い、磨き上げられた床の輝きや室内の空間をやわらかく照らします。

釘を一本も使わずに組み上げられた複雑な梁構造や、100年以上の年月を経て黒光りする大黒柱からは、かつて高山の経済を支えた豪商の誇りと、歴史の重みが伝わってきます。

中庭の景色を眺めながら、かつての暮らしに想いを馳せる。

季節ごとに替えられるしつらえや、職人が細部まで趣向を凝らした手仕事の数々。

飛騨の匠が遺した優美な空間がここにあります。



基本情報

所在地
岐阜県高山市大新町1-51
電話番号
0577-32-0038
営業時間
9:15~16:00(受付15:30まで)
休業日
月・火曜日
※変更することもありますので、事前にお問い合わせください
料金
大人1,000円、学生500円
アクセス
JR高山駅より徒歩17分
駐車場(大型バス)
なし
駐車場(普通車)
なし
WEBサイト
文化庁_日本遺産 ポータルサイト

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